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  • 女優が脱ぐとき(女優のヌード)-日本の人気女優が脱いだ 編

    女優が脱ぐとき(女優のヌード)-日本の人気女優が脱いだ 編

    蛇にピアス

    ■人気女優が脱いだ

    かつて、今、人気の女優さんが、大胆に脱いでいます。
    人気絶頂期や人気のきっかけになった作品など、彼女たちの女優魂を感じます。
    宮沢りえさんと菅野美穂さんは、写真集では大胆な(ヘア)ヌードを披露していますが、映画ではフルヌードはなかったかと思います。

    演じること、それを身体全体を使って表現することに対する必然。
    改めて作品を見て感じ取って欲しいと思います。

    宮沢りえ/篠山紀信 写真集『Santa Fe』
    エイベックス
    菅野美穂写真集『NUDITY』

    女優が脱ぐとき-日本の大女優がかつて脱いだ 編 はこちら

    飯島直子

    飯島直子

    1968年2月29日生まれ。
    バラエティ番組からドラマ、映画まで活躍して、その健康的な色気から一世風靡をした女優です。
    1994年のコカ・コーラ「ジョージア」のCM「ジョージアでひと休み」のフレーズで癒やし系女優として大ブレイク。
    その後はドラマに多数出演、主演も務める。

    『ZERO WOMAN 警視庁0課の女』(1995) 27歳頃

    映画『Zero WOMAN~警視庁0課の女~』

    清水美沙

    清水美沙

    1970年9月25日生まれ。
    映画『湘南爆走族』のヒロインオーディションから芸能界入り。
    NHK朝のテレビ小説『青春家族』でヒロインを務め茶の間の人気を掴みます。
    その後は、今村昌平監督作品など、映画を中心に活躍しています。
    現在も、映画にテレビドラマにと活躍中です。

    おこげ

    『おこげ』(1992) 22歳頃

    映画『おこげ』

    『うなぎ』(1997) 27歳頃

    映画『うなぎ』
    Kss

    常盤貴子

    1972年4月30日生まれ。
    テレビシリーズの豊川悦司と競演した「愛していると言ってくれ」(1995)と木村拓哉と共演した「ビューティフルライフ」(2000)の大ヒットさせたのが印象的、この頃は「連ドラの女王」と呼ばれていました。
    妻夫木聡主演のNHK大河ドラマ「天地人」(2009)ではヒロインを演じました。
    現在も、映画にテレビドラマにと活躍中、最近は晩年の大林宣彦監督の映画に出演を果たす。
    ドラマ初出演で初々しいヌード姿を披露しています。

    悪魔のKISS

    テレビシリーズ『悪魔のKISS』(1993) 21歳頃

  • 女優が脱ぐとき(女優のヌード)-日本の大女優がかつて脱いだ 編

    女優が脱ぐとき(女優のヌード)-日本の大女優がかつて脱いだ 編

    松坂慶子

    日本の大女優がかつて脱いだ

    映画でも、テレビドラマで、長く活躍して誰でも知っている日本を代表する女優たち。
    かつて、映画の中でその美しい肉体・ヌードを披露しています。

    演じること、それを身体全体を使って表現することに対する必然。
    改めて作品を見て感じ取って欲しいと思います。

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    倍賞美津子

    倍賞美津子

    1946年11月22日生まれ。
    松竹歌劇団から松竹に姉・倍賞千恵子と共に入り、看板女優として活躍、日本の大女優の一人。
    庶民的な姉と違い、都会的な女性を演じることが多い女優。
    プロレスラー・アントニオ猪木さんとの結婚も話題に。
    今村昌平監督、黒澤明監督、五社英雄監督などの大物監督に愛された女優です。
    現在でも、映画・テレビドラマにと活躍中です。

    『復讐するは我にあり』(1979) 33歳頃

    倍賞美津子

    映画『復讐するは我にあり』

    多岐川裕美

    多岐川裕美

    1951年2月16日生まれ。
    テレビドラマでの活躍が印象的で、個性的な瞳が印象的。
    今は娘の多岐川華子とのテレビ共演も多い。
    私の世代にはNHKドラマ「七瀬ふたたび」での火田七瀬役が印象的でした。
    映画のデビューで1度だけヌードを披露していますが、その後は脱ぐ事はNGのようです。

    『聖獣学園』(1974) 23歳頃、映画デビュー作

    映画『聖獣学園』
    東映ビデオ

    松坂慶子

    松坂慶子

    1952年7月20日生まれ。
    1973年のNHK大河ドラマ『国盗り物語』で織田信長(演・高橋英樹)の妻濃姫を演じたのが印象に残った一番最初で、美少女、清純派という感じ。
    1979年のTVシリーズ「水中花」で色気たっぷりの大人の女性にイメチェンした感じ。
    この頃、積極的に映画でも脱いでいるが、1982年の日本アカデミー賞において主演女優賞を受賞するなど、名実ともに日本のトップ美人女優。
    近年はお母さん役が多く、ますますの活躍が続いている。

    女優としても、女性としても一番輝く30歳前後での脱いでいる機会が多く、女優としての成熟度を感じます。
    50代になってからのヌードでの体当たりの演技は、大女優の貫禄を感じますね。

    松坂慶子 るにん

    『事件』(1979) 27歳頃

    映画『事件』 [ 松坂慶子 ]

    『五番町夕霧楼』(1980) 28歳頃

    映画『五番町夕霧楼』 [松坂慶子]

    『青春の門』(1981) 29歳頃

    映画『青春の門』

    『道頓堀川』(1982) 30歳頃

    映画『道頓堀川』 [ 松坂慶子 ]

    『蒲田行進曲』(1982) 30歳頃

    映画『蒲田行進曲』 [ 松坂慶子 ]

    『人生劇場』(1983) 31歳頃

    映画『人生劇場』

    『火宅の人』(1986) 34歳頃

    映画『火宅の人』 [原田美枝子/松坂慶子]

    『るにん』(2004) 52歳頃

    映画『るにん』 [松坂慶子]

  • 広瀬すずをアイコンにした岩井俊二の傑作! 映画『ラストレター』

    広瀬すずをアイコンにした岩井俊二の傑作! 映画『ラストレター』

    映画『ラストレター』

    ラストレター

    君にまだずっと
     恋してるって言ったら
      信じますか?

    堂々のロリコン映画の傑作!

    21歳(1998年生まれ)の広瀬すずと18歳の森七菜(2001年生まれ)が高校生役に!

    本当の岩井俊二監督作品が帰ってきた!という興奮が冷めない、広瀬すずの高校生役が『海街diary』と被ります。
    岩井俊二監督のかつての傑作『Love Letter』と同様に一人二役で、現在と過去を絡めていきます。

    広瀬すずは、作品によって見え方が大きく変わる女優ですが、この作品では彼女の魅力が光ります。
    一方、森七菜の清々しさと広瀬すずとの立ち位置が、映像的にも絶妙で、流石!ロリコン監督岩井俊二の面目躍如といったところです。

    一方で、珍しい『花とアリス』以来の東宝作品、プロデュースは『悪人』『君の名は。』『怒り』『天気の子』の川村元気。
    当初の岩井俊二の持っていた企画を、川村元気Pが大幅に変更を依頼して、今作品に至ったとのこと・・・不倫に近い関係を匂わせた物語や衝撃的な結末も、川村元気の鬱(うつ)の部分がよく現れているような気がします。
    (『世界から猫が消えたなら』は余命宣告をされた若者が鬱になり妄想を見て、『億男』では億万長者になった妄想にとりつかれた鬱男の話でもあり・・・世界が崩壊しようが二人の愛が大切な『君の名は。』等、川村元気Pの作品群はどこか、ズレた若者像が存在します)

    だからこそ、映像で広瀬すずと森七菜の若さが光ると思います。
    そして、今まで岩井俊二監督作品を愛してきた人には、やっとこの立ち位置に戻ってきてくれた、そんな感想を抱く作品になっています。

    タイトルも似ている『Love Letter』との共通性

    『Love Letter』『スワロウテイル』『花とアリス』『リップヴァンウィンクルの花嫁』と数々の名作を世に送り出してきた映画監督・岩井俊二。
    初めて出身地である宮城(や地元仙台)を舞台に、手紙の行き違いをきっかけに始まったふたつの世代の男女の恋愛と、それぞれの心の再生と成長を描く。

    初期の名作『Love Letter』と通じる世界観があります、その大きな要因は、まず、物語の前半と後半が大きく変わっていきます。
    今作品では、前半は松たか子が演じる裕里を中心に物語が進み、後半は福山雅治演じる鏡史郎、そして広瀬すずが演じる一人二役へと繋がっていきます。

    『Love Letter』は中山美穂が一人二役を演じていたのと同様に、今作品ではより複雑に、一人二役、二人一役と物語が紡がれて行きます。

    そして『Love Letter』とは直接関係はないものの、『Love Letter』の主人公二人、中山美穂と豊川悦司が、夫婦役(内縁)で出てきます。
    但し、『Love Letter』と『ラストレター』では直接、物語のつながりもなく、共通の登場人物や場所もありません。
    ただ、『Love Letter』が撮影された当時は、日本にもまだまだ成長し続け希望もある明るい時代ですが、『ラストレター』ではその後の四半世紀で大きく、挫折や絶望にあふれる時代になったのかもしれません。

    また面白いのは、少し話はズレますが、もう一人の日本の映画界の第一人者・是枝裕和監督との作品との関連性。
    前述の『海街diary』では広瀬すずを高校生役に瑞々しく、一方で縁や血の繋がりを演じさせることでそのキャラクターを輝かせていました。
    この作品では、男に翻弄されて人生を誤った女性と、一人のおじさんのオマージュの対象の少女という二面性に処女性と女性の欲深さを感じさせるところが面白い。

    合わせて、『そして父になる』のエリートビジネスマンでありながら、駄目な父親像とも被る、うだつの上がらない小説家役が、二枚目の福山雅治が演じることで、過去とのギャップという点で、上手く演出している。
    その点で、岩井俊二の中の『Love Letter』と『ラストレター』の時代の流れ、是枝裕和監督との現代の見え方という点で興味深い。

    他に『エヴァンゲリオン』の庵野秀明や神木隆之介が出演という東宝ならではの豪華キャスト。
    私には、岩井俊二監督の過去作品と比べても最も好きな作品となりました。

    映画『ラストレター』

  • 映画『紅の豚』 飛ばねぇ~豚はただの豚だ、これこそ男のロマン!

    映画『紅の豚』 飛ばねぇ~豚はただの豚だ、これこそ男のロマン!

    映画『紅の豚』 Porco Rosso

    紅の豚
    © 1992 Studio Ghibli・NN

    カッコイイとは、こういうことさ。

    大人向けの宮崎アニメ

    宮崎駿アニメの一作品。
    彼の作品には数多くの名作が有る、いやいや出す作品全てが傑作と言えるくらい素晴らしい。
    でも個人的にはこの作品、彼の作品の中でもっとも好きな作品の一つだ。
    理由は簡単、(誤解を恐れずに言えば)男のための作品だから。

    『もののけ姫』も『風の谷のナウシカ』も素晴らしい。
    作品の出来と言う点では、そっちの方が上かもしれない。
    あと郷愁を誘うというか、心にしみる作品というと『となりのトトロ』や『魔女の宅急便』などが有る。
    でも、男のロマンを描いた作品は、この作品と『ルパン三世 カリオストロの城』くらいのものである。

    宮崎アニメの醍醐味は、やっぱりその人間描写。
    宮崎アニメの登場人物は超人的な動きをする、人間らしい動きをデフォルメしているからだ。
    そのデフォルメの巧さは、宮崎アニメの神髄だろう。
    それを始めて見せられたのは「未来少年コナン」で有る。

    さてさて話がどんどんそれていくから、元に戻してと、宮崎アニメに特有の小道具や大道具、そう今回は飛行艇だけど、彼の近未来の乗り物や武器や生物?の描写も面白いけど、前時代的な乗り物の描写がとっても私は好きなのである。

    『ルパン三世 カリオストロの城』ならスバル380とか、ワルサーP38とかね。
    そんな飛行艇(おもちゃ?)に乗って動き回る男(ここでは豚だけど)観ている男ども(あっ!私)は憧れを胸に抱く。
    飛行機や船、そして車にはどこまでも自分の手で行きたいところに行けると言う自由さが有る。
    これが男の心、私の心をくすぐるのだ。

    でもその一方で、飛行艇を作るのが(戦時と言うことも有って)女性ばかりと言うのは、実はそんな男たちを自由に飛び回らせているのは、私たち女性よ!と言う主張も見えたりして!う~ん。

    男のロマンを思いっきり描きながらも、それを支える女性、それを愛する女性を描く、なんてロマンチックでカッコイイ映画なんだろう!

    それと今回のこの作品、声優さんの配役が素晴らしい。
    ポルコの声に森山周一郎の低い声が何とも、である。
    そしてマダム・ジーナに加藤登紀子を持ってきて、しかもしっかりと歌声まで聞かせてくれる。
    やっぱりこの映画は男のロマンだぁ~って。

    Reviewed in 06.2000

    2017年、宮崎駿監督は復活するのか?

    どうやら2019年に新作を作ることで話は進んでいるらしい。

    NHKスペシャル「終わらない人・宮崎駿」での放送で【企画書・覚書】を鈴木敏夫プロデューサーに渡して「お金を集めて」と言うところで終わっている。
    で、何を作るか?についていは明らかにされていないので、鈴木敏夫プロデューサーがヒットさせるタイミングを図って発表するんだろうなぁ~と思う。

    どちらにしても、今度は家族で楽しめる作品になるんだろうなぁ~と予想している。
    逆にいうと宮崎駿作品は、子供向け・子供と大人が一緒に楽しめる作品ということが本人も言っていることだけど、この『紅の豚』と『風立ちぬ』に関しては大人に向けた映画のような気がする(一応、ジブリの前の『ルバン三世 カリオストロの城』も大人向けだけど)。
    共通するのは、戦争で亡くなった人々が空に飛びだっていくシーンがある。

    映画『紅の豚』のデータ

    紅の豚 Blu-ray — Amazonで見る

    Porco Rosso 93分18秒19コマ 1992年 日本

    監督■宮崎駿
    原作■宮崎駿
    脚本■宮崎駿
    作画監督■賀川愛/川口俊夫
    美術■久村佳津
    色彩チーフ■保田道世
    音楽■久石譲
    主題歌■「さくらんぼの実る頃」 歌:加藤登紀子(J.B.Clement-A.Renard)
    挿入歌■「時には昔の話を」 作詞・作曲・歌:加藤登紀子
    音楽制作■徳間ジャパン
    録音演出■浅梨なおこ
    プロデューサー■鈴木俊夫
    制作■スタジオジブリ
    公開■1992.7.18
    作画枚数■58,443枚
    使用色数■476

    コピー■「カッコイイとは、こういうことさ。」 (糸井重里)

    キャスト(声)■ポルコ・ロッソ 森山周一郎/マダム・ジーナ 加藤登紀子/ピッコロおやじ 桂三枝/マンマユート・ボス 上條恒彦/フィオ・ ピッコロ 岡村明美 /ミスター・カーチス 大塚明夫/バアちゃん 関弘子

    <DATA>

     宮崎駿の短編漫画を映画化した長編アニメーション。
     ファシスト党の台頭する1920年代のイタリアを背景に、呪いを受けて“豚”となった中年パイロットの活躍を描く。
     森山周一郎がシブい声で扮する主人公・ポルコ・ロッソのダンディズムが光る秀作。
     飛行艇同士によるダイナミックな空中戦や、宮崎自身ファンである各機の細やかな設定も見どころ。 飛行艇を操る空賊が横行していた、第一次大戦後のイタリアはアドリア海。
     賞金稼ぎの飛行艇乗りであるポルコ・ロッソは、空賊たちには天敵の存在。
     自分の顔を魔法で豚に変えてしまったポルコを何とかやっつけたいと一計を案じた空賊たちは、アメリカからスゴ腕の飛行艇乗りを呼び寄せ、彼に一騎打ちを迫る。 <allcinema>

     第一次世界大戦を控えたイタリアのアドリア海。
     空賊と呼ばれる飛行艇をつかって船を襲う賊の一団、それを撃退するために金で雇われる賞金稼ぎ。
     賞金稼ぎの一人、ポルコはかつて人間だったものの今は豚になって、赤い飛行艇に乗ることから“紅の豚”と言われていた。
     ある日、空賊は、いつもポルコに邪魔をされることから、アメリカ人のカーチスに用心棒を頼む。
     ポルコの飛行艇が調子が悪いときに、カーチスに発見されて、ついには撃墜させられるポルコ。
     ミラノで飛行艇工場を営むピッコロおやじの元に行き、修理を依頼するが男手は無く、設計するのも孫のフィオという少女。
     しかしフィオの腕は確かで、ポルコの飛行艇は以前にも増して、素晴らしい操作性を示す。
     そしてその飛行艇を持って、再度、ポルコはカーチスと勝負することとなるが・・・

  • 映画『影武者』 コッポラとルーカスが認めた黒澤明作品

    映画『影武者』 コッポラとルーカスが認めた黒澤明作品

    映画『影武者』 THE SHADOW WARRIOR

    影武者

    動乱の戦国を巨大なる幻が行く--

    晩年の歴史絵巻、戦記ものというより人間ドラマ

    黒澤明監督晩年の作品と言って良いのだろう。
    黒澤監督は、やはりダイナミックな映像がその最大の持ち味だと思う。
    それこそは映画であり、また人々がダイナミックに躍動することで、一人一人のキャラクターが浮かび上がってくる。

    この作品では、歴史と言うものが大前提にある。
    影武者を捜し出すエピソード自体はオリジナルになるが、武田信玄の「喪を三年秘す」のは歴史的な事実。
    また弟・信廉が一時期、信玄の影武者になっていたのは、これまた歴史的な通説。

    信玄の偉大さが、影武者になった泥棒と武田勝頼を通して描かれている。
    そしてそこにあるのは、戦争の無情さで有る。
    武田信玄ほどの武将になると、戦国時代という時代であったとしても、人命の尊さを知っているのである。
    その事が人の上に立つものの資質なのかもしれない。

    それ以上にこの映画の醍醐味は、武田の騎馬隊を再現した数々の戦闘シーン。
    これだけの規模の人間達を操り、見事に合戦シーンを再現してみせた。
    これこそが映画なのである、黒澤監督にしか出来ないこだわりと完全主義。

    武田信玄と泥棒(影武者)、人格者と卑しい者、この相反する人間性の二役を見事に仲代達也が演じている。
    当初は勝新太郎が演じていたが、勝も黒澤監督も完全主義者で強情、意見が分かれて互いに折れず、勝が役を降りたという。
    そこには黒澤監督の、また勝新太郎の映画への執念が感じ取れる。
    この作品自体、執念の固まりのような凄味が有る。

    Reviewed in 12.1999

    2017年に改めて振り返って見ると

    黒澤明監督は1965年(私が生まれた年)までに作った映画が一番良い時期だったように思う。
    1999年頃はまだ私も日本映画をそれほど見ておらず、黒澤明監督の映画もそれほど見ていなかった。

    この『影武者』にしても続く『乱』にしても、黒澤明時代劇として十分に楽しめる作品だし、VFXを使わずに戦闘シーンを再現できるのは、黒澤明の名前がなければできないことだと思う。

    大規模戦闘シーンを再現できるだけの巨匠になったことは、それを作る資格を意味するが、ダイナミズムがそれで達成できるものではないことも事実と判った。
    『野良犬』『羅生門』から『天国と地獄』『赤ひげ』までのダイナミズムを超えることはもうなかった気がする。

    映画『影武者』のデータ

    影武者 — Amazonで見る

    THE SHADOW WARRIOR 179分 1980年 日本

    監督■黒澤明
    製作■黒澤明/田中友幸
    外国版製作■フランシス・コッポラ/ジョージ・ルーカス
    脚本■黒澤明/井手雅人
    撮影■斎藤孝雄/上田正治
    撮影協力■中井朝一/宮川一夫
    美術■村木与四郎/桜木晶(助手)
    音楽■池辺晋一郎
    録音■矢野口文雄
    監督部チーフ■本多猪四郎
    アドバイザー■橋本忍
    照明■佐野武治
    編集■黒澤明
    出演■仲代達也/山崎努/隆大介/萩原健一/根津甚八/大滝秀治/油井昌由樹/桃井かおり/倍賞美津子/室田日出男/志村喬

    カンヌ国際映画祭 1980年
    パルム・ドール(グランプリ)授賞

    英国アカデミー賞
    監督賞授賞 黒澤明
    衣装デザイン賞

    フランス・セザール賞
    最優秀外国映画賞授賞

    <DATA>

     巨匠・黒澤明監督が「デルス・ウザーラ」以来5年ぶり(日本映画としては「どですかでん」以来10年ぶり)に製作した、戦国スペクタクル巨編。
     武田信玄の影武者として生きた男の悲喜劇を荘厳にして絢爛な映像で描く。
     戦国時代。
     家康の野田城攻めの折り、鉄砲で撃たれこの世を去った武田信玄。
     弟信廉は信玄死すの報を打ち消すため信玄の影武者を立てる。男は盗みの罪から処刑されるところを信玄と瓜二つだったことから助けられたのだった。
     だが男にとって戦国の雄・信玄として生きることはあまりにも過酷だった……。
     製作費の高騰で計画が頓挫しかかったり、当初主役だった勝新太郎が監督との意見の相違から途中降板するなどの話題にも事欠かなかった。
     カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。 <allcinema>

    全国統一の気運が高まる戦国時代、その雄“武田信玄”は敵を欺くため、影武者を使ったと言われている。
    死刑執行寸前だった泥棒(仲代達也)が、実は武田信玄に瓜二つだったことからこの物語は始まる。
    そして、京に進軍の途中、信玄が死にその遺言で、三年の間信玄の死を隠すことに...
    海外版製作を、黒澤監督を師と仰ぐフランシス・コッポラ、ジョージ・ルーカスが引 き受けることで、製作が実現化した。

  • 映画『暗黒女子』 清水富美加 飯豊まりえ Wの魅力!

    映画『暗黒女子』 清水富美加 飯豊まりえ Wの魅力!

    映画『暗黒女子』

    わたし以外、
    幸せになるのは、
    許さない。

    あなたの予測をすべてブチ壊す
    驚愕のラスト24分

    イヤミスの傑作!「全員悪女×ダマし合い」裏切り!エンターテインメント
    2017年4月1日(土)エイプリルフール全国公開!

    イントロダクション

    今、話題の若手女優たちが集結!ということで、事前情報なしに「女の子たち」を観に行こう!

    もうネタバラシとしか言いようのないコピー「驚愕のラスト24分」は確かに意外な展開の連続。

    暗黒女子とは―キラキラと美しい表の顔とは別に、恐るべき裏の顔を持つ<女の子>のこと。
    全員悪女・嘘つき・ダマし合い―全てが逆転する圧巻の<結末>も見もの。
    そして読んでイヤな気持ちになる最悪の結末だが、後味が悪ければ悪いほど“クセ”になってしまう魅惑のミステリー――それが<イヤミス>。

    何の知識もなく見ていくと、予想外の展開に何となく、次はこうなるのでは?と予想ができてくるが、本当にその読みがラストにヒックリ返されて、後味が悪い!
    でも、演じる彼女たちが可憐過ぎて、それもまた面白い。

     

    清水富美加と飯豊まりえの魅力、全開!

    最近、テレビや映画、CMでよく見かけるなぁ~という若手女優の魅力が全開。
    それでも主演の二人、清水富美加と飯豊まりえの二人が圧巻。

    終始、妖しい雰囲気を醸し出す清水富美加は、私が試写で見た直後に驚愕の引退劇!なんかもう、作品と共にビックリ!
    虫も殺せない表情で残酷なことができる、みたいな今回の役どころを見事に演じてるのを見ると、これからの・・・を期待していたけど、この作品で見納めかもしれないので、絶対に見たほうが良い。

    天使と悪魔を演じきる飯豊まりえも魅力的、そして女の顔を見せる表情も少女から女への変化を見事に演じていた、と言うか、本人がまさに真っ只中。

    彼女たちと赤丸急上昇中の若手俳優・千葉雄大の競演。

    彼女たちを楽しむもよし、ラストのどんでん返しに騙されるもいいかも~

    私的『暗黒女子』

    ① テーマが有るか?共感できるか?

    作品のコピーにあるように、思春期の女の子たちの「自分以外の子が幸せになるは許せない!」のまんま、たった一度しかない青春の1ページを自分の最高にしたい、そんな乙女心を描いている。

    もちろんミステリーだから、そこを上手く逆手にとった作品。
    異性との恋愛よりも、同性の愉しみのほうが大切な訳。

    ② 俳優の意思や演技力が伝わるか?

    清水富美加と飯豊まりえを楽しみましょう~

    いや、アノ件の前ですからね見たのは、邪念はありません(笑)清水富美加って本当に色っぽく妖しい役をうまく演じるなぁ~って感心。

    でも個人的には、飯豊まりえの前半後半そしてラストの変化が良かった。

    もちろん、他の女優さんたちも、見せ場があって面白い、作品の個性に上手く合っている。

    ③ 映画らしい楽しさが備わっているか?

    この手のサスペンスは、映画でイッキ見が◎
    ということで、エンディングの驚愕ぶりも含めて、テレビじゃなくて映画で見たい作品。

    ④ エンターテインメント性

    ヒッチコックが何故サスペンスばかりを撮るのか?そして何故美女ばかりをいじめるのか?

    ある意味、サスペンスと美女(美少女たち)はエンターテインメントの基本かもしれない。
    にしても、こんなにカワイイ女性とばかりの学園ってあるのか?千葉雄大(演じる先生)じゃなくとも、それゃぁ~手を出す・・・

    ⑤ 脚本が素晴らしいか?

    原作もの、登場人物が物語を語る、それがそれぞれの視点で物語を進行させて行く、映画『告白』(の原作といった方がよいか)の手法がここでも使われている。
    そう言えば、『お嬢さん』も同じ手法。

    そして、予想外の展開になれたところで、更に予想外の結末に転んで行くところは見ごたえがある。

    ⑥ 何度も見たくなるか?

    最近の日本映画では『イニシエーション・ラブ』のように、2度は見て確認したくなる。
    サスペンスとしてのドキドキ感は味わえるのも、間をおいて見ると面白いかも。

    それと、彼女たちの成長の過程として、またしばらくしたら見たくなるような感じ。

    映画『暗黒女子』のデータ

    上映時間■105分
    製作国■日本
    公開情報■劇場公開(東映/ショウゲート)
    初公開年月■2017.4.1.

    出演■清水富美加/飯豊まりえ/清野菜名/玉城ティナ/小島梨里杏/平祐奈/升毅/千葉雄大
    監督■耶雲哉治
    脚本■岡田麿里
    音楽■山下宏明
    主題歌■Charisma.com「#hashdark」(ワーナーミュージック・ジャパン)
    制作プロダクション■ROBOT 
    原作■秋吉理香子『暗黒女子』(双葉文庫)

    コピーライト■© 2017「暗黒女子」製作委員会 © 秋吉理香子/双葉社

    公式サイトはこちら

    【作品紹介】
    あなたの予測をすべてブチ壊す 驚愕のラスト24分! 学園一の美少女を殺したのは誰?
    イヤミスの傑作!「全員悪女×ダマし合い」裏切り!エンターテインメント

    学園のカリスマ“白石いつみ”の謎の死――「この中の誰かが彼女を殺した。」
    セレブ女子高生たちが通う、聖母マリア女子高等学院。ある日、学院の経営者の娘で、全校生徒の憧れの的だった〈白石いつみ〉が謎の死を遂げる。校舎の屋上から落下したのだが、自殺か他殺か、事故なのかもわからない。やがて、いつみが主宰していた文学サークルの誰かが彼女を殺したという噂が立つ。
    いつみの親友だった澄川小百合がサークルの会長を引き継ぎ、部員が自作の物語を朗読する定例会を開催する。今回のテーマは、「いつみの死」。それぞれを“犯人”と告発する作品が発表されていく。
    物語は5つ、動機と結末も5つ──果たして真実はあるのか?

    イヤミス界の新時代を切りひらく、“裏切り”エンターテインメント!
    読んでイヤな気持ちになる最悪の結末だが、後味が悪ければ悪いほど“クセ”になってしまう魅惑のミステリー――<イヤミス>。今や一大人気ジャンルとなったイヤミス界に新たな旋風を起こし、発売直後から「この結末には完全にヤラレた」と中毒者が続出した、秋吉理香子の小説「暗黒女子」が、ついに映画化。
    物語が進むにつれて、事件の真相だけでなく、登場人物全員の<黒い秘密>も暴かれていく。美しすぎる女子たちの抱えた<まぶしい暗黒>が解き放たれる時、衝撃と陶酔が一つになる密室ミステリー。5つの告発の果て、史上最悪のラストには、あなたも完膚なきまでにダマされる――!

    © 2017「暗黒女子」製作委員会 © 秋吉理香子/双葉社

  • 「死にたい」と思ったときに、元気なるための映画

    「死にたい」と思ったときに、元気なるための映画

    どんな時に人は「死にたい」と思うのだろう

    ベルリン・天使の詩

    死とはなに?

    自分が「生きる」ことへの執着心が低いせいか、よく「死ぬ」ことを考えます。
    考え始めると、こんな怖いことはなくて、死ぬことが怖くなります。

    死の定義が難しいのですが、決して脳死がどうのとかと言う医学的なお話ではありません。
    どちらかと言うと宗教観に近い輪廻転生のようなものでしょうか?
    人は死んだら、輪廻転生するのか?それとも天国(や地獄)に行くのか?人が絶望しないためには、輪廻転生や天国に行けることを考えることは、その苦痛の大きさからは当然かもしれません。

    80歳になる母親は「死にたくない」と言います、長生きしたいと。
    歳を取ると覚悟ができるのかな?と思ったりするのですが、どうやらそうでもないようです。
    母は会う度に「自然に死にたい、癌になっても告知をして欲しくない」と言っています。
    自分はどうなんだろう~とそんな時にふと思います。

    もし人間が不死だったら?
    それは願望であり、だから吸血鬼のような不老不死の怪物を想像してみたり、クローン人間を想像?創造?してみたりするのだと思う。
    でもそれって、A.I.化されたアンドロイドとなにが違うんだろう~と。
    このあたりは、スティーヴン・スピルバーグ監督の『A.I.』は一つの回答で、人間が不老不死になることはないし、人の生きがいは、限りある人生だからとも言える。

    確実なことは、今の段階では肉体が滅びることが死なのは間違いないということです。

    映画『永遠の僕たち』 RESTLESS

    ガス・ヴァン・サント監督の『永遠の僕たち』は、主人公が自らの臨死体験から霊が見えるようになり、死にとらわれるようになり、見ず知らずの故人の葬式に参列することを繰り返す少年。
    ある葬式で余命3ヶ月の少女と出会うことで、少年は死を違うとらえ方をし始める。

    決して死というものを後ろ向きにとらえず、いつかは訪れるもの。
    でも一つ一つの命には価値があることを教えてくれる作品です。

    監督■ガス・ヴァン・サント
    製作■2011年/90分/アメリカ
    出演■ヘンリー・ホッパー/ミア・ワシコウスカ/加瀬亮

    映画『永遠の僕たち』

    死にたい

    何度か思ったことがある、でも具体的な行動に出たことはない、そこまでの勇気はなかったと言うべきか、それともそれ程強い願望ではなかったのかもしれない。

    若い頃の死にたいは、生きることが「辛い」の思い。

    それはいじめであったり、家庭での親子関係が上手くいかなかったり、勉強が思うようにならなかったりだった気がする。
    やはり大きいのはいじめの問題かな?
    単純にいじめと言うと、友だちから仲間外れにされたり、嫌がらせされたり、暴力を振るわれたりだけど、もっと精神的な孤立感も有るのかなと。

    映画 アニメ『聲の形』 The shape of voice

    小学生の時、聾唖の少女が転校してきて思わずいじめてしまった。
    友人の裏切りで、いじめの責任を一人に負わされてしまった主人公は、5年後、周囲から孤立して自殺を決意した主人公の少年は、かつていじめた少女に会いに行く。

    いじめという問題に向かい合い、少しずつ家族や友人に触れながら一歩前進する少年の姿を感動的に描いた作品。

    詳しくは「映画『聲の形』 ストレートに伝わらない心の声」をどうぞ

    監督■山田尚子
    アニメーション制作■京都アニメーション
    原作■大今良時
    脚本■吉田玲子
    キャラクターデザイン■西屋太志
    製作■2016/129分/日本
    声の出演■入野自由/早見沙織/悠木碧

    映画『聲の形』

    自分の場合はなかったけど、社会人の自殺は仕事に追い詰められてと言うケースが多いように思える。
    最近はそうでもないけど、仕事量とその責任に押しつぶされて自殺するサラリーマンは何人かいた。

    これはちょっと想像がつかないけど、借金苦からなのか・・・でも今の日本で死ぬほどお金に困ることはあるのかな?
    自己破産と言う手段もあるし、逆に良心の呵責から自殺してしまうのかもと。
    でも、お金に困るということは人を追い詰めていく・・・少しでも働く意欲があればよいけど。

  • 映画『雪女』 現代・雪女の愛とエロティシズム

    映画『雪女』 現代・雪女の愛とエロティシズム

    映画『雪女』

    あなたに また、
    あいたかった-

    2017年3月4日(土) よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマ・ジャック&ベティほか全国順次公開

    現代に蘇る雪女

    100年以上前の小泉八雲の「怪談」の一遍「雪女」を杉野希妃監督が独自の解釈で、現代の「雪女」として蘇らせた作品。
    彼女自身が、主演の雪女とユキの二役に挑んだ意欲作。
    撮影も杉野希妃監督の故郷・広島(尾道を中心として)で撮影が行われた。

    雪深い寒村で、ユキという見知らぬ土地から来た女性を妻にしたことから、村の中では彼女や彼女の娘を差別視する。
    日本という排他的な社会を象徴するかのようでもあり、ユキと青木崇高演じる主人公の巳之吉役の二人が愛の力で乗り越えて行く。

     

    本来、雪女という怪物を、人を愛した一人の女性として描いている。
    とても現代的なメロドラマでもあり、ユキを演じる杉野希妃の妖艶な美しさを楽しむ作品とも言える。

    またそれが日本的な映像とも余って、非常に美しい映像としてスクリーンに映し出される。
    日本の美というものを、発信している作品とも言える。

    私的『タイトル』

    テーマが有るか?共感できるか?

    どちらかと言うとホラー的な視点で怖いもの、というのが「雪女」の存在で有ったが、この作品では人間を愛してしまった一人の女性という視点から描いている。

    その一方で、人間がよそ者を迫害してしまうさまを描いていると言う点で、現代社会を感じる。

    作り手の強い意思を感じるか?

    杉野希妃が自ら演出して演じている、雪女の愛の強さがこの作品の芯となるが、体当たりの演技でそれを見せてくれている。

    俳優の意思や演技力が伝わるか?

    杉野希妃監督が、主人公に青木崇高を起用したのは「山臭さを感じたから」だという。
    彼の野性味あふれる力強い部分が、ユキを飲み込んでいく愛の力となっている。

    またベテランの佐野史郎や宮崎美子らの演技も、日本の古典的な部分を上手く引き出している。
    若手の山口まゆが、日本人らしい少女を好演している。

    映画らしい楽しさが備わっているか?

    部落的な差別の隠喩を感じるとともに、杉野希妃の本気の演技は映画ならでは。

    エンターテイメント性

    国際派映画人・杉野希妃として、日本の伝統を映像化している点や上野彰吾のカメラがそれを見事にモノクロとカラーで切り取っている。

    ただ時代設定が良くわからず混乱、マタギ(東北・北海道だけの名称?)の姿や着物姿と同時に、普通の背広も出てくるので、第二次世界大戦後のどこか、なんだとは思う。

    演出が素晴らしいか?

    独特の世界観がある、日本人が見ても(当たり前だが)違和感のない寒村。
    そして古くからの行事。

    一方で、海外を意識していると思われる所作の長回しによる撮影、日本発の作品としての見せ方としては「なるほど」というところがあった。

    脚本が素晴らしいか?

    今回は完全に、男女の愛に重きを置いている。
    その中で、二人の娘の存在の大きさを感じる、ただ娘を捨てて出ていくのだろうか?
    雪女は不老不死なのかな・・・と。

    日本という国の不思議さ、美しさを堪能できる作品としてオススメ。

    映画『タイトル』のデータ

    出演■杉野希妃/青木崇高/山口まゆ/佐野史郎/水野久美/宮崎美子/山本剛史/松岡広大/梅野渚/ほか
    監督■杉野希妃
    エグゼクティブプロデューサー■坂本敏明/田中弘樹/梶浦隆章/小野光輔/門田大地/市村友一 
    プロデューサー■小野光輔/門田大地
    コプロデューサー■福島珠理/山口幸彦
    2016年/日本/日本語(英語字幕付)/96分/カラー&モノクロ/シネマスコープ/Stereo/
    ©Snow Woman Film Partners
    配給:和エンタテインメント

    公式サイトはこちら

    映画『雪女』 【杉野希妃主演】

    【ストーリー】

    —恐怖と神秘と、そして雪の結晶のように繊細ではかなく美しい愛の物語—

    ある時代、ある山の奥深く、吹雪の夜。猟師の巳之吉は、山小屋で、雪女が仲間の茂作の命を奪う姿を目撃してしまう。
    雪女は「この事を口外したら、お前の命を奪う」と言い残して消え去る。
    翌年、茂作の一周忌法要の帰り道に、巳之吉は美しい女ユキと出会う。
    やがて二人は結婚し、娘ウメが生まれる。
    14年後。
    美しく聡明な少女に成長したウメは、茂作の遠戚にあたる病弱な幹生の良き話し相手だった。
    しかしある日、茂作の死んだ山小屋で幹生が亡くなってしまう。
    幹生の遺体には、茂作と同じような凍傷の跡があった。
    ユキの血を引く娘のせいだと、巳之吉を激しく問いつめる幹生の祖父。
    巳之吉の脳裏に14年前の出来事が蘇り、以前から自分の中にあったユキに対する疑心と葛藤する。
    自分があの夜の山小屋で見たものは何だったのか、そしてユキは誰なのか…。
    ©Snow Woman Film Partners

  • 2016年の新作映画を振り返ってみる!

    2016年の新作映画を振り返ってみる!

    アニメ大国・日本を改めて実感

    明けましておめでとうございます。

    2016年が終了して、2017年となりました。
    そこで2016年の映画を振り返りたいと思っています。

    日米のアカデミー賞、キネマ旬報や映画秘宝のベスト10が発表されるのはもう少し先。
    当然、私は新作は50本ほどしか見れないから、漏れている面白い作品が多いと思うけど、昨年見た新作の好きなもの10本をまとめておこうと思う。

    2016年はポスト・ジブリのようなところが有って、国民的アニメは誰が作るか?その中で夏以降に素晴らしいアニメが3本も登場した。

    私より年上の世代は「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」と言った手塚治虫のアニメなのかもしれないが、自分は約40年前に「宇宙戦艦ヤマト」に出会い、「機動戦士ガンダム」に出会った世代。
    映画は『スター・ウォーズ』と共に『銀河鉄道999』を並んで初日に見に行った世代とも言える。
    その頃から宮崎駿監督は活躍していた訳だから、数十年ぶりの世代交代の年とも言えた。

    日本映画がヒットする訳

    興行収入2,000億円市場の奪い合い

    数年前に私が初めて映画をプロデュースした頃は、確か日本で劇場公開される作品数は800本を超えていた。
    2016年は1,000本を超えると言う話も聞いている(2013年から1,000本超え)が、興行収入自体はこの十数年とか、2,000億円からほとんど変わっていない、景気に影響されないエンターテイメントとも言える、但し、人口減少がこれから急速に進む中で、どうなるかは心配ではある。

    さてさて、日本映画と外国映画の公開される本数の比率だが、1950~1960年代は日本映画も全盛期で、現在の5倍以上の人が映画館で映画を見ていた。
    1970年以降は、テレビの影響で急激に観客動員数が落ち込み、一気に1/5になっている。
    逆にそれ以降は、ほとんど変わっていない。
    その中で、1980年以降は外国映画の方が公開される本数が多く、1990年頃は実に7割近くが外国映画が劇場で上映されると言う時代だった。

    2006年に再び、日本映画の公開本数が逆転して、現在は半々で少し日本映画が多いくらいと言う感じ。
    本数が増えているのは、映画が低予算でも撮れる環境ができてきたこと、もう一つはシネコンの増加にある。
    スクリーン数は1960年頃は7,000館(この頃は館数)有ったが、一気に減って1993年には1,700館まで激減。
    2000年からスクリーン数での計算になるが、増加傾向にあり現在は約3,400スクリーンとなっている。
    シネコンと通常映画館の比率は、9割弱がシネコンのスクリーンとなっている。

    シネコンの特徴

    シネコンは複合レクリエーション施設の一部として建てられることも多く、ファミリー層への訴求が高くなる。
    と同時に、スクリーン数が多いために、たくさんの映画が同時に上映が可能となる。
    これは上映本数が増えることにもつながるが、一方でヒットしている作品は長い期間上映されて、ヒットしない作品に関しては、上映期間が短くなり、一日の上映回数も減らされる、という傾向が顕著になる。

    作品の弱肉強食が明確になる。
    良い映画がヒットすると言うよりも、お金をかけて宣伝した作品がヒットする傾向に拍車がかかる。

    日本映画の露出度

    手元に日本映画と外国映画の興行収入のデータがないので、どちらがヒットしているかは不明。
    2016年で言うと『君の名は。』と『シン・ゴジラ』の2本があるので日本映画の方が稼いでいると思う。
    2014年の『アナ雪』の254億円、2015年は『ジュラシック・ワールド』『ベイマックス』が100億円弱の大ヒット作品があるので、外国映画の方が上回っている気もする。

    ただ1990年代の外国映画一辺倒の時代を知る者ととしては、今の日本映画がこれだけヒットするのは何故か?とある人に言われたことが腑に落ちた。

    日本の映画は製作委員会方式が定着して、大作にはテレビ局が製作委員会に入っているケースが多く、番宣に俳優が動員されていることが、映画のヒットと強く紐付いている。
    映画公開前になると、バラエティ番組に俳優がやたら出演するのはこのため、日本映画の露出が極端に多くなるため、数が多いと人は選択ができなくなるため必然的に露出度の高いものを選ぶ傾向になる。
    少し前だと、TVシリーズの映画化が多かったのもこのため。

    ただ今年は、『シン・ゴジラ』は逆に宣伝を抑えめにしたと言う話もあり、『君の名は。』に至っては、これ程までのヒットは予想しておらず、新海誠監督もヲタクに知名度が高いだけで、公開後の露出に比べると非常に少なかった。
    このあたりは例年とは違う傾向だったように思う。

    原作ものとシリーズもの

    日本はとにかく原作もの映画が多い、大ヒット小説・マンガが原作と言うものがほとんど。
    以前はTVシリーズの映画化だったが、現在は原作ものの傾向が強くなっている。

    一方、外国映画の中心がハリウッド映画だけど、シリーズものが多い、ただハリウッドはメジャー系の大資本がインディペンデント系の小さなプロダクションに資金を出して作品を作る傾向が有るらしい、アメリカのアカデミー賞で作品賞にノミネートされる小さな作品はこの手のものらしい。

    2016年 私の好きな10本

    そろそろ私の好きな10本の紹介、映画館に映画を見に行く時点で、映画の取捨選択をしている。
    世間的(または業界的)に評判の良いもの、好きな監督、好きな俳優というのも選ぶ基準になるから、だいたい見に行くものに外れは少ない。

    今年は、タランティーノやアルモドバルを見逃したり、怖い映画とアイドル映画は見逃したものが多い。
    怖い映画に関しては、若い頃はよく見てたけど、最近は怖いのであまり見ていない、今年見たのは『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』と『クリーピー 偽りの隣人』くらいかな。

    第10位『淵に立つ』

    2016年10月8日公開
    監督・オリジナル脚本■深田晃司
    出演■浅野忠信/筒井真理子/古舘寛治/大賀

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    第69回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」部門審査員賞受賞した作品。
    カンヌも特殊なところなので、北野武、黒沢清、河瀨直美といった独特の味わいのある作品が賞をとる傾向が強い。

    この作品はオリジナル脚本で、しかも非常に個性的、欧米人から見ると不思議な日本人をロボットのような描き方をしながら、人間の内部に持っている狂気を描いている。

    淵に立つ — Amazonで見る

    第9位『海よりもまだ深く』

    2016年5月21日公開
    監督・原案・脚本■是枝裕和
    出演■阿部寛/真木よう子/小林聡美/リリー・フランキー

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    「なりたいものに、まだなれてない」40代のさえない主人公の一言が染みる。
    人生を半分過ぎで、自分のやりたいことがやれてる人は少ない、そしてこの先自分ができることの限界も見えている、人は独りでは行きていけない、共存するから可能性が続くんだと思わせてくれる作品。

    海よりもまだ深く (特装限定版) Blu-ray — Amazonで見る

    第8位『怒り』

    2016年9月17日公開
    監督・脚本■李相日
    原作■吉田修一
    企画プロデューサー■川村元気

    公式サイトはこちら

    豪華な俳優たちの競演が見事!
    個人的には「人を信じることの怖さを知った2016年」であり「人を信じることの大切さを知った2016年」を象徴するようなテーマの作品。

    この作品の感想は
    映画『怒り』  レイプとゲイのラブ・シーンだけではない!
    からどうぞ。

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    第7位『スポットライト 世紀のスクープ』

    2016年4月15日公開
    監督■トム・マッカーシー
    脚本■トム・マッカーシー/ジョシュ・シンガー(実話を基にした話)
    出演■マーク・ラファロ/マイケル・キートン/レイチェル・マクアダムス

    第88回米アカデミー賞作品賞・脚本賞受賞作

    公式サイトはこちら

    「教会の闇を暴く」と言うと簡単なようだけど、日本人には想像できないかくらい困難なことに立ち向かった新聞記者たちの話。

    信念をもって何かに立ち向かう人々の姿は美しい!そして感動的。
    ラストの事実には、心が震える!

    スポットライト 世紀のスクープBlu-ray — Amazonで見る

    番外その1『海賊とよばれた男』

    2016年12月10日公開
    監督・脚本■山崎貴
    原作■百田尚樹
    出演■岡田准一/吉岡秀隆/染谷将太/鈴木亮平/綾瀬はるか/堤真一/國村隼/小林薫/近藤正臣

    公式サイトはこちら

    「日本人がおるかぎり、この国は再び立ち上がる」「いっちょやってやろうやないか」の精神で戦後日本の復興を支えた男のアイツ情熱の物語、VFXも流石、山崎貴監督。

    何故番外にしたか、それは『風立ちぬ』や『この世界の片隅に』にあって、この作品にないものを気がつかせてくれた作品だから。

    この作品の感想は
    映画『海賊とよばれた男』  モデルは出光佐三、ビジネスの成功の秘訣
    からどうぞ

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    第6位『世界から猫が消えたなら』

    2016年5月14日公開
    監督■永井聡(『ジャッジ!』が良かった)
    原作■川村元気
    脚本■岡惠和
    出演■佐藤健/宮崎あおい/濱田岳/奥田瑛二/原田美枝子

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    余命宣告をされた若者が、それを納得するまでの心の動きを描いた感動作。
    函館の街を背景に美しい映像が、更に残酷に感じさせます。
    「自分が生きていることに意味がある」と感じれる作品です。

    この作品の感想は
    映画『世界から猫が消えたなら』 猫が死ぬ話ではありません、僕が死にます
    からどうぞ。

    世界から猫が消えたなら Blu-ray 豪華版(特典DISC付きBlu-ray2枚組) — Amazonで見る

    第5位『聲の形』

    2016年9月17日
    監督■山田尚子
    アニメーション制作■京都アニメーション
    原作■大今良時 (講談社コミックス刊)
    脚本■吉田玲子
    キャラクターデザイン■西屋太志
    声優■入野自由/早見沙織/悠木碧/小野賢章/金子有希/石川由依/潘めぐみ

    公式サイトはこちら

    自分の素直な気持ち=声はどうやったら伝わるんだろうか?
    いじめの問題を正面から描いたマンガが原作、原作も面白いが、アニメも上手くまとめられている。

    この作品の感想は
    映画『聲の形』 ストレートに伝わらない心の声
    からどうぞ!

    聲の形(1) (週刊少年マガジンコミックス) — Amazonで見る

    第4位『 君の名は。』

    2016年8月26日公開
    監督・脚本■新海誠
    作画監督■安藤雅司
    キャラクターデザイン■田中将賀
    音楽■RADWIMPS
    声優■神木隆之介/上白石萌音/長澤まさみ/市原悦子

    公式サイトはこちら

    2016年度の大ヒット作品、興行収入が200億円を越えようとしている怪物作品。
    個人的にも本当に好きな作品で、これが1位で良いのでは?と思えるエンターテイメント性の高さ。

    楽しさを詰め込んだ作品で何度でも見たくなる楽しさ!

    この作品の感想は
    映画『君の名は。』  オッサンでも感動できる青春映画の傑作登場!
    からどうぞ!
    『君の名は。』  聖地巡礼 東京編計画書
    はこちらです~

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    番外その2『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』

    2016年12月17日公開
    監督■三木孝浩
    原作■七月隆文「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」(宝島社)
    脚本■吉田智子
    音楽■松谷卓
    出演■福士蒼汰/小松菜奈/山田裕貴/清原果耶/東出昌大/大鷹明良/宮崎美子

    公式サイトはこちら

    デート映画でも、大好きな作品、これもアリかと思う、スレ違いの恋が切ない。
    ファンタジーとして楽しめばイイと思う。

    この作品の感想は
    映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』  今、最高のデート映画、泣ける!
    からどうぞ

    ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫) — Amazonで見る

    第3位『この世界の片隅に』

    2016年11月12日公開
    監督■片渕須直
    アニメーション制作■MAPPA
    企画■丸山正雄
    プロデューサー■真木太郎
    原作■こうの史代
    脚本■片渕須直
    キャラクターデザイン■松原秀典
    作画監督■松原秀典
    音楽■コトリンゴ
    主題歌■コトリンゴ  『悲しくてやりきれない』
    声優■のん/細谷佳正/稲葉菜月/尾身美詞/小野大輔/潘めぐみ

    公式サイトはこちら

    かつて戦争をしていた国、日常の中に戦争がある風景を映し出す、日本人が忘れてはいけないものがそこに有った。
    のん(能年玲奈)の声が素晴らしい。

    映画の枠を超えて、後世に伝えていきたい作品。

    この作品の感想は
    映画『この世界の片隅に』  能年玲奈が「のん」に変わる時
    からどうぞ

    この世界の片隅に 上 (アクションコミックス) — Amazonで見る

    第2位『ルーム』

    2016年4月8日公開
    監督■レニー・アブラハムソン
    製作国■アイルランド/カナダ
    監督■レニー・アブラハムソン
    原作■エマ・ドナヒュー 『部屋』(講談社刊)
    出演■ブリー・ラーソン/ジェイコブ・トレンブレイ/ジョーン・アレン/ショーン・ブリジャース/ウィリアム・H・メイシー

    公式サイトはこちら

    2016年の米アカデミー賞主演女優賞受賞作品(作品賞、監督賞、脚色賞ノミネート)で、カナダの小さな作品(撮影がカナダ・トロント)が、ハリウッドの大作を向こうに回してこれだけの評価を得たという作品。

    まず脚本が起承転結と見事に展開していくことと、前半と後半でガラッと話の内容が変わっていく、またその転換点の演出も映像的に非常に美しく、完成度の高さも素晴らしい。

    欧米が抱える「誘拐」というテーマを新しい視点から描いている点も良かった。

    ルーム Blu-ray — Amazonで見る

    第1位『 永い言い訳』

    2016年10月14日公開
    原作・脚本・監督■西川美和
    撮影■山崎裕
    出演■本木雅弘/竹原ピストル/藤田健心/白鳥玉季/堀内敬子/池松壮亮/黒木華/山田真歩/深津絵里

    公式サイトはこちら

    人が壊れることで表層に出てくる人の本質を表現することから、壊れた人間関係がどうなっていくか?
    と一歩踏み込んで描いてみせた、と言う点で、西川美和監督が一歩先に進んだ気がした。
    また、その落としどころが腑に落ちた、それが1位の理由かと。

    演出など作品の完成度は流石、本木雅弘の演技も一段と良かった。

    この作品の感想は
    映画『永い言い訳』  妻が死んでも泣けないアラフィフ男の本音と建前
    からどうぞ

    永い言い訳 (文春文庫) — Amazonで見る

    2016年のまとめの最後に

    2016年は『君の名は。』が興行収入200億円という邦画としては、ジブリ以外では初めての大台。
    共にアニメ3作品を外すことができなかった。
    『君の名は。』と『シン・ゴジラ』は、セカイ系という言葉を広めた東浩紀氏が「ヲタクの時代は終わった」と言わせた作品、どちらも確かになるほど、と。
    ようはガイナックス系(エヴァのこと)とセカイ系のヲタクをメジャーがやってしまったから、この先にあるものは?と言う感じ。
    と言う意味でも『君の名は。』はやり尽くした、何でも詰め込んだと言う意味でも、1位でも良かった。

    でも一方で、やっぱり「映画は自分の鏡」という点では、今の自分に一番近い・身近な作品は『永い言い訳』や『海よりもまだ深く』であり、やはり実写映画の完成度という点でも評価が高かった。

    外国映画に関しては、新作を見る機会が単に少なかっただけのような気もするが、2本しかしれなかった外国映画は完成度はもちろん、映画と伝えるべきものをハッキリ持っている点に関しては外せない作品だった。
    クリント・イーストウッド監督は相変わらず質が高いものの過去の作品を超えておらず、大好きなスピルバーグ監督は平均点とそれ以下の2作品ということで、今回は選ばなかった。

    個人的には2年以上、映画制作から離れていることも有って、日本の若手監督の動向が気になるが、どうも自分が思っている方向とは違う方を向いているような気がする。
    西川・是枝の師弟コンビはもちろん、深田晃司監督のオリジナル作品が、大手ではないところで制作されながら、物凄い完成度と内容の深さを感じさせてくれた。
    原作ものや大手メジャーが作るものが良くないとも思っていないが、作品の内容とは関係ないところで評価がされているところもある気がした2016年だった。

    さて、2017年もスタートして、続々と新しい映画の話も耳に入ってきている、どんどん良い作品が公開されていくのが、また楽しみでもある。

  • 映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』  今、最高のデート映画、泣ける!

    映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』 今、最高のデート映画、泣ける!

    映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』

    たった30日
    恋するために
    ぼくたちは
    出会った

    イントロダクション

    150万部を突破した大ヒット小説「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」が遂に実写映画化!

    主人公・高寿を演じるのは、今、大人気の福士蒼汰、そしてヒロインには、ヒット作に出演し続ける注目の若手女優・小松菜奈。
    初共演の二人が、せつない運命を背負ったカップルを演じます。
    こちらも人気の若手俳優・東出昌大が、高寿の背中を押す親友役を熱演。

    監督・脚本には『ホットロード』『アオハライド』等、多くの恋愛青春映画のヒット作を世に出す三木孝浩監督×吉田智子コンビがふたたびタッグを組み、物語の舞台である京都の風光明媚な景色の中で、20歳のかけがえのない一瞬一瞬をみずみずしく映し出します。

    たまにはアイドル&デート映画で涙してみる!

    今年の日本映画を見ていて気付いたのは、『君の名は。』もこの作品も、そしてテレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」でも、モテナイ男の恋愛説明書(トリセツ)が必要なんだなぁ~って。

    それを今、もっとも人気のある若手俳優(山崎賢人くんと二分してるのかな?)の福士蒼汰くんが演じてる訳だから、女の子にとっても「こんな素敵なトリセツ」は無いはず。

    この作品はファンタジーです!

    実は『君の名は。』では、スマホを見るのにカレンダーをチェックしていない!と言う「あり得ない!」設定があるのだけど、アニメだから許される的なところがある。
    この作品は、話の中盤でタネ明かしがあるのだけど、それを受け入れるのか?不自然と感じるのか?で評価が分かれるところ、私はすんなり受け入れることができたけど。

    設定はファンタジックだけど、恋愛のすれ違いのある形、と思えばそれはそれで納得、そしてその恋のすれ違いが本当に切ない!
    後半は本当に泣けてくる、久々に誰も亡くならないのに泣ける映画だった~

    私的『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』・ここからネタバレもあり!

    ① テーマが有るか?共感できるか?

    青春ラヴ・ストーリーです、初恋って切ないんです!
    昔だったら手紙ですれ違ったり、電話ですれ違ったり、今みたいにケータイ電話やスマホ、LINEで連絡が取れなかったから、恋愛にすれ違いは日常的だった。

    今は便利になり過ぎたから、ファンタジーにして「すれ違いを演出」している。

    そう言う意味では、最近流行りの時空を超えた?恋愛もの、本質は男の子の、女の子の、初恋の切なさ・一瞬の輝きにトキメイてどうしても泣いちゃうのです。

    ② 作り手の強い意思を感じるか?

    三木孝浩監督と脚本・吉田智子さんというコンビ、この二人が作り出した青春映画が数多く。
    特に吉田さんの脚本は個人的に大好きで(笑)

    今は新しいラヴ・ストーリーをどう工夫するか?すれ違いの演出をどうするか?
    そう言う意味では、原作から持ってきた新奇性が上手く成功していると思う。

    ③ 俳優の意思や演技力が伝わるか?

    この手の作品は、どれだけ旬な俳優を使って、若い人たちに届けるか、がポイント。
    少し前なら山崎賢人であり、撮影のタイミングで今度は、福士蒼汰の作品が続きそう。

    小松菜奈も『渇き。』以来、順調に映画やTVドラマで活躍している、この作品では可愛らしさが前面に出てるけど。

    ④ 映画らしい楽しさが備わっているか?

    ファンタジーとしての設定が映画ならでは。
    それと方言が無かったから判らなかったけど、舞台は京都、ポイント・ポイントで「あっ、京都だ」と言う雰囲気が味わえる。

    それと、やっぱりこの手の青春ラヴ・ストーリーは、美男美女の人気俳優さんが演じると言うのは、時代が変わっても続いていく。

    ⑤ エンターテイメント性

    今の日本では、恋愛の仕方を楽しく教えてくれる、という点では良い映画。
    福士蒼汰は決して上手い俳優ではないけど、やっぱりカッコイイ男の子がカワイイ女の子と恋に落ちるのは楽しい。

    ⑥ 演出が素晴らしいか?

    三木孝浩監督の演出がどんどん上手くなっている(上から目線で失礼)。
    中盤で、小松菜奈演じるヒロインが、秘密を告白するシーンで、イマジナリーラインを背中越しに越えるところは、絶対『グッド・ウィル・ハンティング』と同じ手法だし。

    ラストでタネ明かし的に、物語をプレイバックするところも非常に判りやすい分、二人に共感しやすくなっている。

    ⑦ 脚本が素晴らしいか?

    吉田智子さんの脚本が今回も良かった、原作の通りかもしれないけど。
    後半は切なくて切なくて、ストンと落ちるものがある。

    人によっては『イニシエーション・ラブ』のようなトリック的な作品にも見えるけど、どちらかと言うとタイムパラドックスもの。
    ファンタジーの部分と純愛的なリアルな部分を、丁寧に描いていることで成功している。

    ⑧何度も見たくなるか?

    脚本・演出が一回見て判るように丁寧に作ってあるけど、もう一度見て確かめてみたいなぁ~
    と同時に、デトックス効果があるので、カップルで何度も見るのによいかも。

    そして最近見た青春ラヴ・ストーリーの中でも良くできてると思う!

    映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のデータ

    監督■三木孝浩 
    原作■七月隆文「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」(宝島社)
    脚本■吉田智子 
    音楽■松谷卓
    出演■福士蒼汰/小松菜奈/山田裕貴/清原果耶/東出昌大/大鷹明良/宮崎美子
    公開日■2016年12月17日・大ヒット上映中!
    公開情報■全国東宝系にてロードショー
    上映時間■111分
    製作国■日本

    公式サイトはこちら

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    【ストーリー】
    京都の美大に通う20歳の学生・南山高寿(福士蒼汰)は、いつものように大学まで向かう
    電車の中で出会った女性・福寿愛美(小松菜奈)を一目見た瞬間、恋に落ちた。
    勇気を振り絞って声をかけ、「また会える?」と約束を取り付けたようとした高寿だったが、
    それを聞いた彼女は、なぜか、突然涙してしまう―。彼女のこの時の涙の理由を知る由もない
    高寿だったが、2人は意気投合し、その後、すぐに交際をスタート。
    初めてのデート、初めて手をつなぎ、初めて名前で呼び合う。そんな初めてのことがあるたびに泣く
    愛美のことを少し不思議に思いながらも、より愛美への愛情を深めていく高寿。
    そんな二人の関係は、誰もがうらやむ程に順調で、すべてがうまくいくものだと信じていた…。
    「わたし、あなたに隠していることがある…」初めてキスをした日、高寿は、愛美から想像も
    できなかった大きな秘密を明かされる…。そして、二人の運命は“すれ違い”始める―――

    (C)2016「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」製作委員会