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  • 映画『恋におちたシェイクスピア』 エンターテインメントとしての面白さ!

    映画『恋におちたシェイクスピア』 エンターテインメントとしての面白さ!

    映画『恋におちたシェイクスピア』 SHAKESPEARE IN LOVE

    恋におちたシェイクスピア

    作品がシェイクスピアの劇中劇と融合する

    丹念に錬られた脚本が、この作品を見事なものにした。

    16世紀のイギリス、エリザベス朝を再現してみせる。
    シェイクスピア自身が実在の人物か?とも、言われた時期も有る。
    登場人物も、実在の人物、そして史実に残る行動も描かれている。
    と、同時に大いにその創造の羽を伸ばして、人間関係や出来事を作っていく。
    その真実と虚構を融合させている物語の見事さに目を見張る。

    劇中劇である「ロミオとジュリエット」は、元々、イタリアの説教くさい話がベースになっているとも。
    それを思い切って、シェイクスピア自身の恋と結びつけたアイディアの良さ!シェイクスピアの作った物語を知り尽くしたスタッフが、その世界を見事に(私のようなそれ程、詳しくない人間にも)分かり易 く作品の中に取り入れている、これこそ脚本の上手さ!

    この作品の最も素晴らしい点がここに有る。
    そうシェイクスピアとその恋人ヴァイオラの話すセリフの素晴らしさ!!
    シェイクスピア劇そのままの独特な言い回し、そして劇の中のセリフのような会話。

    「ロミオとジュリエット」のセリフと映画のセリフが見事に融合する。
    セリフが見事に言霊になる。
    そうロミオのセリフが、ジュリエットのセリフが、シェイクスピアとヴァイオラの恋の会話になる。
    劇中劇の「ロミオとジュリエット」がどうやって出来たか?その言葉一つ一つに込められたシェイクスピアの思い、それが伝わってくる。
    映画そのもの以上に、劇中劇『ロミオとジュリエット』に感動する、涙する。

    かつて映画『アマデウス』が、ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの作品(音楽)を見事に魅せた作品になっていた。
    と同様に、この作品ではシェイクスピアの劇(ここでは「ロミオとジュリエット」)を見事に魅せてくれる、いや見方を教えてくれる。

    グウィネス・パルトロウが、アカデミー賞主演女優賞を見事に授賞したが、クィーンズ・イングリッシュを駆使して、表情豊かにヴァイオラを演じているのを見ると相応しいのが判る。
    脇役陣はもう素晴らしいとしか言えない。
    ジュディ・デンチは見事としか言いようがない存在感!ジェフリー・ラッシュの道化ぶりも楽しい。
    ラストのヴァイオラが「十二夜」にひも付くところは、ツボを押さえている!

    蛇足:この作品は公開最終週に劇場に行ったけど、観客が1割もいなかった(泣)お陰で一番観やすいところでゆったり静かに観れたけど。

    Reviewed in 07.1999

    恋におちたシェイクスピア
    Miramax/Photofest/ゲッティイメージズ

    「ロミオとジュリエット」から「十二夜」へ

    ワイド・テレビとDVDプレイヤーを購入したので、再度、DVDビデオでこの作品を再見。

    また観ると新しい発見が!
    それにしてもこの作品、本当に脚本が良くできている、つくづく感心させられる。

    そして脚本だけではなく、演出も素晴らしい。
    脚本の出来に良く応えて、見事な画面構成を見せてくれる。
    映画を娯楽と言うなら、この恋愛劇は見事な映画と言えるだろう。

    「ロミオとジュリエット」の物語が出来るまでを、“ウィル”・シェイクスピアとヴァイオラの恋と絡めて進行させていくところは見事。
    と同時に、映画の後半では徐々に「十二夜」の物語もタブって来る。
    このあたりは、う~ん、と感心させられる。※ ちなみにシェイクスピアは好きで本はかなり読んでいる

    それと(おそらく)「ロミオとジュリエット」の物語を知らなくても、何となくその全体像が見えてくる。
    と言うのは、劇中劇の「ロミオとジュリエット」は、シーンをトピックス的に取り上げているに過ぎないのだが、それまでの映画のストーリーとだぶっているので、その悲劇的な物語が伝わってくる。

    面白いのが、この脚本家たちがメイキングで語っているが、物語を書く仕事をする人間の共通の悩みを、天才シェイクスピアにも投影していること。
    シェイクスピアも、一つの物語を生むために悩み苦しみ、そして自らの体験で綴っていく。

    もう一つ、これは劇の舞台裏も描いている。
    劇の俳優達の姿、飲み屋で飲んだくれたり、台詞の練習をしたり、その苦労する姿も楽しめる。

    この入り乱れるような物語を、映像で絡めて一本のストーリーに見せるあたりは、監督ジョン・マッデンの力量がうかがえる。

    このDVDビデオには、映画からカット編集されたシーンが特典映像として付いている。
    その中で重要なのが、もう一つのラスト。
    ここでヴァイオラの乗った船が難波して、漂流した先が“アメリカ”だと台詞で語られる。
    それと、その前のシェイクスピアとヴァイオラが別れるシーンでは、このカットされた方は、別れを惜しみながら悲しみの中に別れていく。
    もちろんオリジナルはご存じのように、シェイクスピアとヴァイオラの会話がそのまま、「十二夜」の物語へと続いていく。
    実はこれ、オリジナルの方が数段優れているのだけど、ここにもこの映画の良さが伝わってくる。

    シェイクスピアの作った物語が、実は彼の人生の一部であることが判るからだ。
    改めてみると確かに面白いし、グウィネスの男優役も結構面白い。
    お勧めできる一本である。

    Reviewed in 05.2000

    2017年から1999年の公開時を振り返ると

    この作品はこの年のアカデミー賞で、実に13部門にノミネートされ、作品賞・主演女優賞(グウィネス・パルトロウ)を含む7部門で受賞した。
    この年は大激戦だったと思う、他に『エリザベス』『ライフ・イズ・ビューティフル』『プライベート・ライアン』『シン・レッド・ライン』と話題作がノミネートされている。

    今振り返ると『プライベート・ライアン』の評価が一番高いように思うし、私個人的にも、どの作品も好きだが、特に『プライベート・ライアン』が後世に残る名作と言えるかも。

    一方でも、映画のエンターテインメント性とアカデミー賞というお祭り、映画をたくさんの人にもらったことによる功労賞的な意味合いで考えると『恋におちたシェイクスピア』の作品賞受賞も個人的には納得の結果ではある。

    映画『恋におちたシェイクスピア』のデータ

    映画『恋におちたシェイクスピア』

    SHAKESPEARE IN LOVE 123分 1998年 アメリカ

    監督■ジョン・マッデン
    製作■デヴィッド・パーフィット/ドナ・ジグリオッティ/ハーヴェイ・ウェインスタイン/エドワード・ズウィック/マーク・ノーマン
    製作総指揮■ボブ・ウェインスタイン/ジュリー・ゴールドスタイン
    脚本■マーク・ノーマン/トム・ストッパード
    撮影■リチャード・グレートレックス
    美術■マーティン・チャイルズ/ジル・クォーティアー
    衣裳■サンディ・パウエル
    ヘア&メイク■リサ・ウェストコット
    編集■デヴィッド・ギャンブル
    音楽■スティーヴン・ウォーベック
    出演■グウィネス・パルトロウ/ジョセフ・ファインズ/ジェフリー・ラッシュ/コリン・ファース/ルパート・エヴェレット/ベン・アフレック/ジュディ・デンチ/トム・ウィルキンソン/サイモン・カロウ/ジム・カーター/マーチン・クラネス/イメルダ・スタントン

    アカデミー賞 1998年
    作品賞授賞
    主演女優賞授賞 グウィネス・パルトロウ
    助演男優賞ノミネート ジェフリー・ラッシュ
    助演女優賞授賞 ジュディ・デンチ
    監督賞ノミネート ジョン・マッデン
    脚本賞授賞 トム・ストッパード/マーク・ノーマン
    撮影賞ノミネート リチャード・グレートレックス 音楽賞(オリジナル・ミュージカル/コメディ)授賞 スティーヴン・ウォーベック
    美術賞授賞 マーティン・チャイルズ/ジル・クォーティアー
    衣裳デザイン賞授賞 サンディ・パウエル
    メイクアップ賞ノミネート ヴェロニカ・ブレブナー/リサ・ウェストコット
    音響賞ノミネート ドミニク・レスター/ロビン・オドノヒュー/ピーター・グロサップ
    編集賞ノミネート デヴィッド・ギャンブル

    ベルリン国際映画祭 1999年
    功労賞授賞 トム・ストッパード/マーク・ノーマン

    NY批評家協会賞 1998年
    脚本賞授賞 マーク・ノーマン/トム・ストッパード

    ゴールデン・グローブ 1998年
    作品賞(コメディ/ミュージカル)授賞
    女優賞(コメディ/ミュージカル) 授賞グウィネス・パルトロウ
    脚本賞授賞 トム・ストッパード/マーク・ノーマン

    <DATA>

     芝居熱が過熱する16世紀終わりのロンドンで、新進気鋭の劇作家シェイクスピア(ジョセフ・ファインズ)が恋におちた。
     一人の女性ヴァイオラ(グウィネス・パルトロウ)を愛して、愛して、愛して・・・その狂おしさから、あの華麗なる悲劇“ロミオとジュリエット”は生まれた。
     不朽のラブストーリー誕生の陰に存在した本物の恋。

     天才劇作家シェイクスピアが、今、歴史の壁をくぐり抜け、ひとりの“恋する男”になる。
     若き日のシェイクスピアに扮しているのは、「魅せられて」のジョセス・ファインズ。
     射すくめるような瞳で、シェイクスピアの才気と情熱を強烈に演じている。
     一方、運命の女性ヴァイオラには、「エマ」、「スライディング・ドア」で魅力全開のグウィネス・パルトロウ。

  • 映画『美女と野獣』 美しくなったエマ・ワトソンを楽しむ恋愛映画の王道!

    映画『美女と野獣』 美しくなったエマ・ワトソンを楽しむ恋愛映画の王道!

    映画『美女と野獣』 BEAUTY AND THE BEAST

    美女と野獣

    彼は探していた。かけがえのない自分を。
    彼女は信じていた。かけがえのない自分を。

    大ヒット上映中!

    エマ・ワトソンが美しい、純愛映画!

    フランスの民話から1991年にディズニーがアニメ化して大ヒットした名作を実写化。
    アニメ版と同様にミュージカルで、冒頭からエマ・ワトソンが歌いまくる!

    恋愛映画としても完成度が高く、カップルからファミリーまで楽しめる作品。
    デート映画としては最強かもしれない!

    フランスを舞台にした物語で、古くは詩人で監督のジャン・コクトーの手でも映画化、近年でも「なぜ、王子は野獣にされたのか?」にスポットを当てて映画化されている。

    今回は1991年のディズニー・アニメを忠実に実写化、物語も音楽も、しかもカメラワーク、衣裳までもかなり忠実に再現している。
    アニメが大ヒットしただけに、そのアニメ版のファンを失望させない作りにしたという。

    では、なぜ実写化したのか?そして実写版の方がなぜ面白いのか?
    もちろん、ストーリーや音楽や素晴らしい映像を楽しむだけでも十分な価値がある。

    エマ・ワトソンのベルに意味がある

    エマ・ワトソンといえば『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー。
    その可愛らしさがずば抜けていたし、10歳から20歳までの10年間をハーマイオニーとして演じていたが、子役にありがちなイメージが変わってしまうことなく、美しい女性に成長していった。

    そこで今回のベル役。
    ディズニー・アニメを基にした物語としては、とても現代的な女性として描かれていて、結婚もしないで本ばかり読んで村の外の大きな世界に夢見る女性として描かれる。

    そんな現代的な女性が純愛として描かれる物語のヒロインとして、変化していく姿、それは夢見る少女から恋愛する女性への変化を、実際の女優が演じることで非常に豊かさや表現力で見せてくれている。

    アニメは非現実な世界を受け入れやすいバックボーンを作るのに適しているが、今回は恋愛物語という部分に焦点を当てて、野獣や映像のVFXを駆使しすることで実写としての違和感をなくし、ベルの心の変化を見せる映画として変わっている。

    簡単に言えば、ベル=エマ・ワトソンを楽しむ映画となっている!

    美女と野獣

    私的『美女と野獣』

    テーマが有るか?共感できるか?

    正統派の恋愛映画としてミュージカル化された1991年のアニメ版そのままに、恋愛の本質は相手の人間性を認めることにあることを感じさせてくれる。
    ガストンのような判りやすい、体格がよくハンサムで力が強い反面教師的な役を出し、それに全く興味を示さないベルが、知識があり繊細さを持ち合わせる野獣に惹かれていく。

    そして真実の愛とは自由!お互いを束縛せずに尊重するところにある、という点に関しては、一貫してあるテーマである。

    今回、保守的なディズニーが、白人と黒人といった人種間の恋愛、ゲイのカップルを登場させたことも、愛の色々な形を肯定的に描いていて、作品の良さという以外にもエポックメイキング的な作品と思う。

    作り手の強い意思を感じるか?

    ディズニーの勇気が凄い!アニメ版でこれだけ不朽の名作として確立した作品を、あえて全く同じストーリーで実写化したこと、そしてアニメ版以上の内容にしてきたこと。

    それはキャスティングにあると思う、かつてディズニーが『メリー・ポピンズ』を映画化する時にジュリー・アンドリュースがいなかったら実現しなかったと思う。

    今回は、醜いものを愛する美しい女性、そして現代的でいながらクラシックな美女、この条件を備えた女優がエマ・ワトソンだったということだろう。

    俳優の意思や演技力が伝わるか?

    この作品を冒頭から見た時に、しばらくはアニメ版と何も変わらなかったので、なぜあえて実写化したのか?判らなかった、アニメ版同様の楽しいミュージカルという趣だった。
    それが中盤からガストンのナルシシズムや虚栄心、野獣とベルの心の交流が表現されるようになってから一気に動き出した感じ。

    俳優がドラマを演じてる、という実感が湧いてくる。
    それまでCGIを駆使したような映画だったのが、エマ・ワトソンを中心に俳優が表情で演じる映画となっていった。
    そしてラストシーン近くで、野獣が王子に戻った後に、ベルが王子の瞳を見て同じ愛した人であることを確認した時のエマ・ワトソンの表情が素敵だった!

    面白いのは、CGで見事に描かれた時計のコグスワースとロウソク立てのルミエール、イアン・マッケランとユアン・マクレガーが、セリフだけにもかかわらず表情豊か?に演じていたこと。

    今回、ハリウッドそしてディズニー製作の映画でフランスが舞台にもかかわらず、ほぼメインのキャストは(ベルの父親役のケヴィン・クライン以外)イギリスの俳優ばかりというところも面白い。

    もちろんエマ・ワトソンもイギリス出身の女優であり、ハリウッドのジュリア・ロバーツやキャメロン・ディアスとはタイプが異なり、フランスを舞台とした本作品ではエマ・ワトソンの品があって茶目っ気も感じさせる、可愛らしい美しさが合っているのかもしれない。
    もちろん、アメリカ本国以外・特に日本でのヒットの要因は、エマ・ワトソンのアメリカナイズされていないところが良かったと思っている。

    映画らしい楽しさが備わっているか?

    VFXがここまでできるのか!と。
    既にピクサー、マーベル・コミック、ルーカスフィルムといった映像の最先端技術を持っているディズニー、逆に言うと前半はアニメ版をそのままCGI化したような映像だった。

    これだけ絢爛豪華で、しかもミュージカルとして成立している作品、是非、できるだけ大きな画面、良い音響で見て欲しい。
    私は、TCXとDOLBY ATMOSで見ることができた。

    今回、3D版もあるが、通常の2D版も映像が素晴らしく奥行きを感じさせるものだった。

    エンターテインメント性

    ミュージカルは音楽である!という私の勝手な持論(笑)
    やっぱり『美女と野獣』の音楽はどれとっても素晴らしい!ディズニーの歴代のミュージカルを見てきても、音楽の素晴らしい映画がヒットしてきている。

    『アナと雪の女王』でも映像と音楽の一体化がヒットへとつながっているが、野獣とベルの舞踏会のシーンは、ディズニー映画史上でも最も美しいシーンだと思う。

    今回は主題歌をアリアナ・グランデ&ジョン・レジェンド(『ラ・ラ・ランド』にも出演)が歌っている。
    1991年のセリーヌ・ディオン&ピーボ・ブライソンにも勝るとも劣らない歌声を披露している。

    演出が素晴らしいか?

    今回は意識して、アニメ版と同じカメラワークを駆使したという。
    一方で、ベル=エマ・ワトソンの表情のとらえ方がとても良かった。

    やっぱりまだCGでは、人間表情は表現できないところもあると思う、特に歌いながらの表情は独特なものがあると思う。

    脚本が素晴らしいか?

    1991年とほぼ同じである。
    ベルが少し現代的になった気もする、よりいっそう自分らしさを持った知的な女性になっていると思う。

    それにしても、オープニングからしばらくは、まるで『サウンド・オブ・ミュージック』を見ているようだった。
    ちょっと順番は違うけど、変わった女性のベルのことを村人たちが歌い上げ、ベルが見晴らしの良い丘で歌い上げるシーンは『サウンド・オブ・ミュージック』のオーストリアの山々と教会のシーンに酷似していた。

    何度も見たくなるか?

    誰もがハーマイオニーが主役になった映画と感じたはず(笑)
    エマ・ワトソンが美しく可愛い!それだけでも価値があると思う。

    オリジナル版(字幕スーパー)と日本語吹替版は、私はオリジナル版を見た。
    オリジナルのエマ・ワトソンやダン・スティーヴンスやルーク・エヴァンスまで、どれも歌は素晴らしかった。
    上にも書いたが、ユアン・マクレガーも流石といったところ。

    日本語版は劇団四季版をベースにしたと聞いているが、映像を見るとこちらも魅力的な歌声。
    機会があれば、日本語版も見てみたい。

    これぞハッピー・エンド!という恋愛物語、そして素晴らしい歌と映像に彩られている作品。
    ディズニー作品が繰り返し見られ愛されているが、個人的にはディズニー史上でもトップクラスの作品だと思う。

    私が寄稿したデート映画としての『美女と野獣』の記事は下のリンクでどうぞ!

    映画『美女と野獣』 2017年にオススメする最強のデート映画!

    映画『美女と野獣』のデータ

    美女と野獣

    上映時間■130分
    製作国■アメリカ
    公開情報■劇場公開(ディズニー)
    初公開年月■2017/04/21

    監督■ビル・コンドン
    製作■デビッド・ホバーマン, p.g.a AND トッド・リーバーマン, p.g.a
    脚本■ステファン・チボスキー AND エヴァン・スピリオトプロス
    製作総指揮■ジェフリー・シルバー/トーマス・シューマッハ/ドン・ハーン
    撮影■トビアス・シュリッスラー, ASC
    プロダクション・デザイン■サラ・グリーンウッド
    編集■バージニア・カッツ, ACE
    衣裳■ジャクリーヌ・デュラン
    スコア■アラン・メンケン
    歌曲・作曲■アラン・メンケン
    作詞■ハワード・アシュマンAND ティム・ライス
    音楽プロデューサー■マット・サリヴァン
    スコアアレンジ■クリストファー・ベンステッド
    歌曲アレンジ and 指揮■マイケル・コザリン

    出演■エマ・ワトソン(ベル)/ダン・スティーヴンス(野獣)/ルーク・エヴァンス(ガストン)/ケヴィン・クライン(モーリス)/ジョシュ・ギャッド(ル・フウ)/ユアン・マクレガー(ルミエール)/スタンリー・トゥッチ(カデンツァ)/ネイサン・マック(チップ)/ググ・ンバータ=ロー(プリュメット)/オードラ・マクドナルド(マダム・ド・ガルドローブ)/イアン・マッケラン(コグスワース)/エマ・トンプソン(ポット夫人)

    ©Disney

    公式サイトはこちら

    【ストーリー】

    ひとりの美しい王子が、呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまう。魔女が残した一輪のバラの花びらがすべて散る前に、誰かを心から愛し、愛されることができなければ、永遠に人間には戻れない。呪われた城の中で、希望を失いかけていた野獣と城の住人たちの孤独な日々に変化をもたらしたのは、美しい村の娘ベル。聡明で進歩的な考えを持つ彼女は、閉鎖的な村人たちになじめず、傷つくこともあった。それでも、“人と違う”ことを受け入れ、かけがえのない自分を信じるベルと、“人と違う”外見に縛られ、本当の自分の価値を見出せずにいる野獣──その出会いは、はたして奇跡を生むのだろうか…?

    『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役で世界を魅了した愛らしい少女は、いまや強い意志を持った聡明で美しい大人の女性として、カリスマ的存在となっている。そのエマが「4歳のころから夢中」と語るベルを演じるとき、ベルはおとぎの国の住人であることをやめ、現代を生きる私たちにエールを贈る21世紀最高のヒロインに生まれ変わる。
    また、野獣にはダン・スティーヴンス、ガストンにルーク・エヴァンス、ルミエールにユアン・マクレガーなど、絢爛豪華な実力派スターが結集!

    監督と脚本を務めたのは、大ヒットミュージカルを映画化した『シカゴ』(02/脚本)や『ドリームガールズ』(06/監督・脚本)などで知られるビル・コンドン。

    そして、なんといってもディズニーの『美女と野獣』の魅力は、アカデミー賞/ゴールデングローブ賞/グラミー賞を総なめにした極上のミュージカルナンバー。アラン・メンケン(作曲)とハワード・アシュマン(作詞)によるアニメーション版からの楽曲に、メンケンが新たにティム・ライス(作詞)と組んで作り上げた3曲の新曲が加わり、より華やかさと深みを増した音楽が、世紀の映像体験を約束してくれる。

    ©Disney

  • 映画『ウェイクアップ!ネッド』 アイルランドの美しい情景と人間賛歌!

    映画『ウェイクアップ!ネッド』 アイルランドの美しい情景と人間賛歌!

    映画『ウェイクアップ!ネッド』 Waking Ned

    ウェイクアップ!ネッド

    ネコばばる?

    人間に一番大切なものは、人生を楽しむこと!

    アイルランドの寒村で12億円の宝くじが当たったことが判る、小さな村で誰が当選者か?村中が大騒動となるが、当選者は喜びのあまり心臓発作で昇天していた!
    村の人々は代役を立てて賞金を手に入れようと右往左往する。

    この映画を見終わった時、ふと自分を振り返る。
    人間ってなんだろう?って。
    人間って欲の皮が突っ張った存在?そしてそれは人々が住んでいる地上・・・自然から見ればちっぽけなものなんだろうなぁ~と。

    ここに出てくる人々は、本当に小さな村の人々。
    その人々が、一枚の宝くじを巡って右往左往する。
    なんでそんな事になるのか?それは人間の持つ欲。
    決して大きな欲ではない、それでも大金が手に入るかも!?でも、そのお金の使い道は、結婚資金だったり、飲み代だったりとつつましい。

    結局、自分が生きてきた世界の枠からはみ出ることは出来ない人々。
    だから彼らの欲張りな行動も、結局は微笑ましく感じてしまうに違いない。
    彼らにとっては、普段のそれまで続けてきた生活、それをほんのちょっと良くなれば、それだけで満足。
    大金が入ったからと言って、結局はそのちょっとの満足で納得してしまうに違いない。
    だから、彼らはお金にこだわっているのではなく、そのお金で手に入れられる、ほんのちょっとの幸せを求めているのだと思う。

    余りにも緑(自然)が美しい!彼らは既に自然という一番の宝物を持った人々。
    だから、きっと心が豊かでほんのちょっとの幸せで満足してしまうのだろう。

    自分を振り返ると(汗)そう、いつしか自然からは遠く離れたところに生きている。
    だから必要以上に欲張り、そのためにあくせく働いているのかもしれない。

    人間にとって一番必要なものは何か?大切なものは?この作品はそんな事を語りかけてくる。
    そして彼らは、宝くじを手に入れたことを、自然に向かって酒を持って感謝する(笑)

    アイルランドを舞台にした、本当に緑が美しい映像。
    撮影は、あの『スカートの翼ひろげて』のヘンリー・ブラハムという人。
    緑はアイルランドのナショナル・カラーでもある、その色を見事に表現した映像は、この作品をより際立たせてくれた。

    そしてショーン・デイヴィの手による音楽、イーリアン・パイプやフィドルといったアイルランド伝統の楽器を使っての演奏が印象的。

    主役の二人、それを囲む村の人々を演じた俳優達も味わいが有り、一層、作品を引き立たせた。
    こんなに美しい作品、映画館で観ることが出来なかったのが、唯一残念なことだった。

    Reviewed in 12.2000 

    映画『ウェイクアップ!ネッド』のデータ

    ウェイクアップ!ネッド DVD — Amazonで見る

    WAKING NED DIVINE 92分 1998年 イギリス

    監督■カーク・ジョーンズ
    製作■グリニス・ミュレイ/リチャード・ホルムズ/ニール・ペプロー(共同)
    脚本■カーク・ジョーンズ
    撮影■ヘンリー・ブラハム/B.S.C.
    プロダクション・デザイナー■ジョン・エブデン
    音楽■ショーン・デイヴィ
    編集■アラン・ストラチャン
    出演■イアン・バネン/デヴィッド・ケリー/スーザン・リンチ/ジェームズ・ネスビット/フィオヌラ・フラナガン/モーラ・オマリー/ロバート・ヒッキー

    <DATA>

     アイルランドの小さな村で12億円の宝くじが当たったことから村中を巻き込んだ大騒動となるさまを描いたほのぼのコメディ。
     南アイルランドに浮かぶ小島の村タリーモア。
     のどかなこの村に住む老人ジャッキー(イアン・バネン)は、地方紙を見て村の誰かが宝くじに当た ったことを発見する。
     おこぼれにあずかろうと考えたジャッキーは、親友のマイケル(デヴィッド・ケリー)を誘って当選者探しを始める。
     が、やっと見 つけ出した当選者は笑みを浮かべ、当たりくじを握りしめたまま昇天していて・・・。<allcinema>

     監督はコマーシャルの世界で活躍してきたカーク・ジョーンズ。
     ある小さな田舎町で宝くじを当てた婦人郵便局長の新聞記事をヒントに ジョーンズは脚本を執筆、4年間に渡り推敲を重ね、’97年夏マン島で6週間に渡る撮影に臨んだ。
     プロデューサーは『シューティング・フィッシュ』(97)の成功で、一躍注目を集めたグリニス・ミュレイとリチャード・ホルムズ。
     本作が全米 で2400万ドルを越えるヒットとなり、今やイギリスで最も期待を集めるプロデューサーである。
     映画・テレビ音楽を手がけるショーン・デイ ヴィが、アイルランドで活躍するミュージシャンを集め、イーリアン・パイプやフィドルといったアイルランド伝統の楽器を使って印象的なオ リジナル・サウンドトラックを提供している。

  • 映画『犬の生活』 チャップリン初期の転換期となった短編

    映画『犬の生活』 チャップリン初期の転換期となった短編

    映画『犬の生活』 A DOG’S LIFE

    犬の生活

    チャップリン・スタイルが確立した作品

    チャップリンの映画が本当に初期の頃から、少しずつ変わり始めた作品。
    それまでドタバタ振りを見せて観客を楽しませる・・・だけの作品から、チャップリンらしい笑いに、貧しさや人間の夢や強さを表現し始めた作品。

    そう、この作品には人の生活というものが描かれ始めている。
    むしろ、人の生活を一匹の犬に投影することで、おもしろおかしく、実はそこに人間の悲哀を感じさせてくれる。
    この映画では、その後の チャップリンの作品に色濃く出てくる特徴が、ふんだんに見ることが出来る。

    チャップリン作品の集大成(と言っても、いつの作品もチャップリンは存分に見せてくれるけど)のような芸の数々。
    映画は見せるもの、観客に動きを見せることで笑いや哀しみを感じさせる、そんな彼の芸がこの作品にも有ります。

    有名な犬のしっぽでミルクをなめさせるシーン、笑いと共にそこには本当の貧しさ、最後の一滴まで大切にする知恵、そこがチャップリンらしい。
    笑いの中に人間の生活が見えてくる。
    食事もままならず、盗んだソーセージを自分がお腹が空いているのに、しっぽを振る犬にあげてしまう。そこに見るチャップリンの優しさ、彼の根底には強き者を挫き弱き者を助ける、本当の優しさがそこには存在します。
    この作品には、既に彼のその後の作品『独裁者』や『殺人狂時代』の根底に流れるものが有るのです。

    今回のこの作品、パイオニアから発売されているDVDでの鑑賞。
    最初に公開されたものに、後にチャップリン自ら音楽を付けたもの。
    チャップリンの才能は、サイレントからトーキーの移行の中で、音というものまで見事に演出している。 ドラマチックな迄の音楽、これもチャップリン自身が作曲、本当に多彩な芸術家である。

    Reviewed in 09.2000

    ちょっと補足

    テレビで見た外国映画で、意識して見たのはチャップリンが初めてである、ちょうど小学生低学年の頃。
    何故か?というと同級生のお兄さんが聴覚障害者で、よくチャップリンを一緒に見たからだ。
    セリフがないのに誰でも笑うことのできる映像、現代の日本のテレビ界を見れば考えられないことだと思うし、当時としても驚きがあった。

    チャールズ・チャップリンは映画の創世記に現れた天才児(本来は努力の人だが)で、映画の本質を理解して最後までトーキー化(セリフを喋る映画)に抵抗し続けた映画人である。

    この作品はそんな初期のドタバタ喜劇で笑わせるだけではなく、悲哀もセリフを語らせることなく映像だけで表現してしまった作品。

    映画『犬の生活』のデータ

    チャップリン Blu-ray BOX — Amazonで見る

    A DOG’S LIFE 30分 1918年 アメリカ

    監督■チャールズ・チャップリン
    製作■チャールズ・チャップリン
    脚本■チャールズ・チャップリン
    撮影■ローランド・トサロー
    助監督■チャック・ライズナー
    出演■チャールズ・チャップリン/エドナ・パーヴィアンス/トム・ウィルソン/シドニー・チャップリン/ビリー・ホワイト/アルバート・オースチン/ジェームズ・T・ケリー/チャック・ライズナー/ヘンリー・バーグマン

    <DATA>

     浮浪者チャーリー(チャールズ・チャップリン)は生活のため職安に出かけるが、周りの連中との競走に敗れ、職は決まらずじまい。
     ふて腐れる彼の前にやがて野良犬同志のケンカが始まる。
     その中でやられそうになっている一匹の犬に自分と同じ姿を見出したチャーリーは、矢も楯もたまらずその犬を助け出し、以後彼と犬との共同生活が始まって行く・・・。

     比較的初期のチャップリン映画だが、ドタバタ喜劇の中に貧窮のつらさをにじみ込ませる辺りなど、笑いにペーソスを織り込む独自の作風はこの作品で誕生したと言われている。
     その意味で、後年の諸名作の原典と言っても差し支えはないだろう。
     後に音楽(勿論作曲は彼自身)を付け加えたサウンド版が作られているが、ここでもオープニングを悲劇的に盛り上げたり、又犬を助け出すシーンでの効果的な使い方などに、“音楽とアクションがコミックです”という彼の信条が伺え、興味深い。 <allcinema>

  • 映画『ラ・ラ・ランド』 伝えずにはいられない、この楽しさ!切なさ!

    映画『ラ・ラ・ランド』 伝えずにはいられない、この楽しさ!切なさ!

    映画『ラ・ラ・ランド』 LA LA LAND

    夢をみていた

    2017年2月24日から絶賛ロードショー中!

    『セッション』のデイミアン・チャゼル監督、最新作!

    いよいよ明日に控えるアカデミー賞に14ノミネート、既に前哨戦のゴールデン・グローブ賞を歴代最多7部門受賞という作品、おそらくアカデミー賞も作品賞と監督賞は確実でしょう。

    ちなみに『セッション』は面白かったけど、世間の評判ほど私は評価しておらず・・・ジャズにこだわりを感じる監督ですが、私の知っているジャズとイメージが違ったりと、『セッション』は『愛と青春の旅だち』の焼き直しというところも有って。

    さて話はそれたので戻すと、主演の二人、ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンの魅力が全開!
    歌に踊りにピアノに!と全てを見せてくれます。

    なんと言っても、過去のミュージカル映画へのオマージュが凄かったり。
    先日、チャゼル監督が来日した時には、ウルトラワイドアングルとか映像の色使いとかは、故・鈴木清順監督に影響を受けたとも語っていた。
    本当によく勉強していて、それが画面いっぱいにあふれている、映画愛を感じる作品だし監督。

    そして映像や音楽だけではなく、恋愛映画としても本当に切ない見事な物語になっています!

    オープニングから、これがミュージカル!という入り方、あれも凄いなぁ~よく撮ったなぁ~と感心させられる、いきなり感動!
    逆にミュージカルが苦手な人は、オープニングでNGかも。

    実は大人のための『君の名は。』だったり

    去年は日本から世界中で『君の名は。』旋風が起きた、10代から30代くらいまでは熱中できた、50の私が分岐点くらいでこの世代から上はNGだったっぽい、私は『君の名は。』は大好きだが。

    個人的には、去年の『君の名は。』のような鑑賞後の興奮を感じている。

    『ラ・ラ・ランド』は逆に30代から上のゾーンにハマりそうな作品。
    実際は『ウエストサイド物語』やもっと古いハリウッドのミュージカル『雨に唄えば』や『バンド・ワゴン』など、そしてジャック・ドゥミ監督の『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』などの作品へのオマージュと思われるシーンが出てくる。

    フレッド・アステアやジーン・ケリーのダンスを模したりと、映画好きにはたまらないシーンのオンパレード。

    そう言った演出、それに音楽の良さもあるが、なんと言っても物語が映画好きの琴線に触れる。
    映画スターに夢見る女性の夢と挫折とそして・・・
    ハリウッドのアカデミー会員、映画を作っている人たち、映画好きの観客にはたまらない!

    ミュージカルが苦手じゃない映画が好きな人には絶対オススメの極上ラヴ・ストーリー!

    私的『タイトル』

    ① テーマが有るか?共感できるか?

    夢をあきらめるな!
    『セッション』でもそうだが、夢のためには犠牲にするものがある。

    前半はボーイ・ミーツ・ガールもので、ハッピーな恋愛ミュージカルという趣き。
    中盤から少し主人公二人の葛藤を音楽なしで語られる。
    それはシビアな現実!夢をとるのか、二人の愛をとるのか?

    ラストに結果が判るけど、どちらを選んでもそれぞれの幸せがある、それは自分が選択したことだから。
    人生は一度きり、やり直しはきかない、だったら自分の夢をあきらめるな!

    ② 作り手の強い意思を感じるか?

    1940年代から’60年代くらいのミュージカル映画へのオマージュが凄い!それがこの監督の映画愛なんだと思う。

    それでいて、それを越えようとするチャレンジが凄くて、映像が凄いし音楽も踊りも最高!
    オリジナルでこんな作品を作れてしまうなんて。

    ジェームス・ディーンの『理由なき反抗』の舞台となったグリフィス天文台が重要なシーンととして使われている。
    なんとなく、ライアン・ゴズリングとジェームス・ディーンが被って見えるのは私だけ?

    ③ 俳優の意思や演技力が伝わるか?

    ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが、歌に踊りと見事にやりきっている!
    まるでフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのよう~(流石にレベルが違うけど)
    歌も決して上手くないけど、全編に渡って頑張ってる。

    ライアン・ゴズリングはピアノを実際に弾いてるらしい、指の動きはかなり完璧!役者根性を感じる。
    実際の演奏は他の人だと思うけど、『セッション』でもこだわった演奏シーンも迫力もの。

    エマ・ストーンはこのところ、いろんな名監督の作品に主演しているが、今回はハリウッド・スターに憧れる女優の卵、色々な表情を見せながら、同じ女優卵たちには共感できるシーンであふれている。

    ④ 映画らしい楽しさが備わっているか?

    ミュージカルって、本当に映画でしかできないと思う。

    そして今回は、演出が映画らしさ!にこだわっている。
    過去のミュージカルでは、スタジオ(室内セット)を使って、トワイライト・タイムのシーンを再現したりするが、今回は完全ロケ(外での撮影)!

    トワイライト・タイムは30分位しかないが、そこを一発撮りをしている。
    もちろん入念に準備をして挑んでると思うけど、背景の夕日が最高に美しいところを映像化している。

    『ウエストサイド物語』で上空からニューヨークの街中に入っていくシーンに驚かされたが、そんな映画でしかできない!と言うような驚きのシーンが冒頭から詰まっている!!

    ⑤ エンターテイメント性

    人の好き嫌いが分かれるところだけど、私にとってはミュージカルは最高のエンターテインメント。
    逆に映画の要素の他に、歌や踊りという要素にも完璧が求められる。

    個人的にはチャゼル監督のジャズへのこだわりがあまり好みではない(私がジャズを理解していない・汗)ので、そのあたりには不満はあるけど。

    この作品は、映像も凄いし、歌や踊りのノリもよい!しかし物語も、ハリウッドのサクセス・ストーリーとしての完成度も高い。

    ⑥ 演出が素晴らしいか?

    この監督は本当に映画を勉強している、過去のシーンを真似ているのではなく、オマージュとして取り入れているという感じ。

    オープニングのクローズなカメラから音楽と踊りとともにウルトラワイドにパンしていくカメラとか、凄いなぁ~と思わせる。
    一方で、ジャズ・バーの中を移動していく主人公を追うようなハンディカメラを使った映像とかも、躍動感を映画に持たせている。

    ちょっとしたシーンでもこだわってこだわって作っている。

    ⑦ 脚本が素晴らしいか?

    オリジナル!
    ハリウッド・スターを夢見る女優の卵とジャズ・バーを持ちたいジャズピアニストの男性が出会って恋をして・・・
    そして夢に向かって、困難を乗り越えていく姿を描いている。

    この監督は、どちらの人生を選んでも、その人生に間違いはないと。
    本当は切ない物語なんだけど、でも二人とも夢を叶えた人生を歩んでいく。

    ⑧何度も見たくなるか?

    夢を諦めかけた時、夢を見失った時に勇気を与えてくれる作品。

    そして映画としてこんなに楽しい作品は久々!映画は夢の世界!そんなことを一時でも楽しめるなんて素敵なことだと思う!

    映画『ラ・ラ・ランド』のデータ

    上映時間■128分
    製作国■アメリカ
    公開情報■劇場公開(ギャガ=ポニーキャニオン)
    初公開年月■2017/02/24
    監督■デイミアン・チャゼル
    脚本■デイミアン・チャゼル
    撮影■リヌス・サンドグレン
    衣装デザイン■メアリー・ゾフレス
    振付■マンディ・ムーア
    作詞■ベンジ・パセック/ジャスティン・ポール
    作曲■ジャスティン・ハーウィッツ
    音楽■ジャスティン・ハーウィッツ
    音楽監修■スティーヴン・ギジッキ
    エグゼクティブ音楽プロデューサー■マリウス・デヴリーズ
    出演■ライアン・ゴズリング(セブ)/エマ・ストーン(ミア)/ジョン・レジェンド/ローズマリー・デウィット/ソノヤ・ミズノ/J・K・シモンズ
    (C)2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. Photo credit EW0001 Sebastian(Ryan Gosling)and Mia(Emma Stone)in LA LA LAND.Photo courtesy of Lionsgate.

    公式サイトはこちら

    【解説】
     「セッション」のデイミアン・チャゼル監督がライアン・ゴズリングとエマ・ストーンを主演に迎えて贈る本格ミュージカル・ラブストーリー。大きな夢を抱いてLAへとやって来た男女の出会いと甘く切ない恋の行方を、カラフルかつマジカルなミュージカル・シーンと、夢と現実の狭間で苦闘する主人公2人の葛藤のドラマを織り交ぜほろ苦くもロマンティックに綴る。
     夢を追う人々が集う街、ロサンゼルス。女優志望のミアは映画スタジオのカフェで働きながら、いくつものオーディションを受ける日々。なかなか役がもらえず意気消沈する彼女は、場末のバーから流れてくるピアノの音色に心惹かれる。弾いていたのは、以前フリーウェイで最悪な出会いをした相手セブだった。彼も自分の店を持って思う存分ジャズを演奏したいという夢を持ちながらも、厳しい現実に打ちのめされていた。そんな2人はいつしか恋に落ち、互いに励まし合いながらそれぞれの夢に向かって奮闘していくのだったが…。<allcinema>

  • 成功する初めての映画デート!?メリットとデメリットから映画選びまで

    成功する初めての映画デート!?メリットとデメリットから映画選びまで

    映画はデートの定番?

    デートの定番として利用される映画だけど、実はメリット・デメリットがあるので、注意が必要です。

    しかも選ぶ映画でその後のことが変わってきます、映画は上映中は会話ができないので、距離を縮めるというよりも、一緒に感動や面白さを共有することで、お互いの中に共感を得ることができます。

    私の思いつく映画の注意点とかを書いていこうと思います。

    マナーは守るのは最低限のルール

    映画を観る時はマナーは守りましょう~マナーを守れないところを見せるのは、相手に失望感を抱かせます、逆にマナーを守ると相手からの好感度が上がります。
    映画館で鑑賞する時のマナーをまとめておきます。

    1. 映画が始まったら会話を止めましょう
    2. 映画の鑑賞中の飲食は注意、音が出るので注意が必要
    3. 前の席を蹴るのは注意、足の組み換え時に蹴ることがあります
    4. ケータイ・スマホの電源は切りましょう、間違ってもスマホを取り出して画面の確認はNG
    5. 帽子を被るのは止めましょう、後ろの席の人がマジ見えません、たまに髪型をいじる人もいますが、それもNG
    6. 時々見かけますが、風邪を引いてるのに無理して映画館に来るのは止めましょう~バイオハザードです(笑)うるさいし、バイ菌を撒き散らします。

    映画が始まったら、あまり身動きせずに集中して見るのが、映画も楽しめるし相手からも落ち着きのある人と評価されます。

    映画デートのメリット

    なんと言っても誘いやすい

    映画が嫌いなんて人いる?
    と言うのは、私のような映画好きには判らない答えですが、断る理由が少ないと言うのが大きいですね。

    二人きりになる場所や遠くまで行く、と言うのは付き合い始めたカップルにはなかなかハードルが高いデートになりますが、街中やショッピングモールにある映画館は何かと便利と言えます。

    私に言われると「映画館は会話ができないからデートじゃないでしょ?気軽に見に行かない?」と言うノリです。

    それにデート代が安いので、自分の懐にも優しいし、相手にも気を使わせなくて良いというのも良いところです。

    予定が立てやすい

    映画は時間が決まっています、天変地異でも起きなければ、予定通りの時間に映画が始まって終わります。
    と言うことは、前後の予定が立てやすいと言うことです、食事をするならレストランや居酒屋の予約も取れると言うこと。

    行き当たりばったりのデートにならないのは、付き合い始めたカップルにはとても都合が良いとも言えます。
    天候によって左右されないので「雨だから・・・」「寒いから・・・」「暑いから・・・」と言うこともなく、女性には日焼けの心配もありません(笑)

    何度でも行ける場所として

    映画デートは何度でもできます!
    当たり前ですが、シネコンでは毎日10本くらいの作品を上映していて2週間から4週間で入れ替わっていきます。

    他のデートスポットの場合、一度行ったらもういいや、とか、しばらくは行かなくても、と言うところが多いですが、月に1回程度行くデートスポットとしては最適です。

    また上に書いた予定が立てやすいので、組み合わせで利用ができます。
    買い物と合わせて、食事と合わせて、と言った具合に映画がメインでも、ついででも使えます。

    会話をしなくても近づける

    レストランや居酒屋に行ったら、会話が弾まないと気まずくなりますが、映画館では上映中は会話をする必要がありません、しかも映画が終わった後は会話のネタが提供されます。

    そして席を予約する時に、わざわざ離れた席を予約する人はいないと思うので、自然と隣同士に座って2時間前後の時間を過ごすことになります。
    そして、映画に感動できれば、お互いに共感できた時間を共有したことになります。

    意外に映画が印象に残る=そのデート自体が印象に残ることになります。

    映画デートのデメリット

    でも映画でデートする時にはメリットだけではありません。
    マナーを守らないと印象が悪くなります、ここでは気をつけることを少し書きます。

    会話ができない

    メリットの裏返しですが、上映中は会話ができないので、会話をしたい場合は映画の後の予定も組んでおく必要があります。

    もっというと会話ができないからと言って、スキンシップでイチャイチャしようとすると、周りの迷惑ですし、相手もそこまでは望んでいない場合も有りますので注意が必要です。

    私の体験談では、映画を観ている間は手をつなぎたいと言う女性がいました(笑)
    スキンシップは深まりますが、身動きが取れないので、けっこう疲れます。

    あくまで時間を共有すると言う意識でいましょう!

    眠たくなる、体調が悪い場合

    デートの前日は早く寝て体調は万全にしておきましょう!

    と言うのが前提ですが、やはり寝不足や食事後、自分には合わない映画の場合、ウトウトしてしまう事があるので注意。
    イビキをかいて寝てしまったら最悪なことに・・・

    映画がつまらなかったら

    事前にインターネットで調べても、結局、本人たちがつまらないとシラケます。
    こればかりは避けられないのですが・・・

    つまらなかったと言って、見終わった後にそのことを言うのではなくて、できるだけ相手の感想を聞いて合わせるようにしましょう。
    相手が面白かったのに、自分がつまらなかったことを強調すると感性が合わない人と思われます。

    号泣には気をつけよう!

    映画を楽しんでいるのだから悪くはないのですが、男が泣くと強さとは逆のイメージが付きます。
    既に親密な関係にあるカップルなら、最初から「泣ける」映画を選ぶのもアリですけど。

    危険なのが、最近のピクサー映画(汗)は男の泣きのツボを付いてきます!
    これは次の選ぶ映画でまた詳しく。

    またカップルで号泣してしまった時は、上映が終わるまで相手のことを見ないほうが無難かも。
    涙を拭く時間は必要です。

  • 宮崎駿 終わらない人 好きな作品をまとめてみました

    宮崎駿 終わらない人 好きな作品をまとめてみました

    宮崎駿復活? 新作長編に再チャレンジ!?

    終わらない人 宮崎駿

    宮崎駿

    2016年11月13日(日)NHKスペシャル「終わらない人 宮崎駿」が放送された。
    3年前の引退宣言から700日「残された時間をどう生きるのか」を独占密着したドキュメンタリー。

    前半は、CGを使用した短編アニメの制作に四苦八苦する姿が映し出されるが、最後に出した結論は”長編企画 覚書”を鈴木敏夫プロデューサーに渡し「この映画作れるだけの金かき集めてください。こういうことが起きるかもしれないですよ」と笑いながら話す。
    最後に「何もやってないで死ぬより、死んではならないと思いながら死ぬ方が」と締めくくられた。

    えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!

    『風立ちぬ』が最後じゃなかったのかぁ~(汗)
    ちなみに、映画『風立ちぬ』 宮﨑駿監督の最新作にして遺作?そして最高傑作!はこちらからどうぞ!

    スタジオジブリの30年

    ジブリの大博覧会

    先日、六本木の「ジブリの大博覧会」に行ってきたばかりだぁ~
    鈴木敏夫プロデューサー主導でスタジオジブリの30年間の歴史を一気に見せてしまうと言う企画。
    だから宮崎駿の仕事ぶりというよりも、鈴木敏夫プロデューサーが、どのように宣伝をして作品をヒットさせたか?がメインの展示だった。
    ↓↓ スタジオジブリの公式サイトです。

    スタジオの歴史はこちらのサイトが本当に詳しいです(笑)

    映画の難しいところは、一つの作品を作るのに企画から公開まで3年とか5年とか掛かることです。
    宮崎駿監督が、今度撮るかもしれない新作は3年計画で2020年公開を目指しています!
    スタジオジブリは、ある時から制作スタッフを丸抱えします、よい作品を作るためです。
    たくさんのお金がかかります、よく言われるのが「ジブリのアニメは10億~40億円はかかる」と言う噂、あっ噂です、でもこのくらいは掛かると思います。

    少しスタジオジブリの作品とその興行収入(お客さんが劇場で映画見て支払ったお金)を記載してみました。
    そして、ほぼ興行収入の半分は映画館(興行主)が持っていって、残ったものが配給収入となります。
    今は配給収入は発表されていません。

    ghibli

    スタジオジブリ作品の一覧と興行収入

    1984年 『風の谷のナウシカ』 宮崎駿監督
    ジブリ興行収入第18位 14.8億円(配給収入7.6億円) 91万人

    1986年 『天空の城ラピュタ』 宮崎駿監督
    ジブリ興行収入第20位  11.6億円(配給収入5.8億円) 77万人

    1988年 『となりのトトロ』 宮崎駿監督/『火垂るの墓』 高畑勲監督
    ジブリ興行収入第19位 11.7億円(配給収入5.9億円) 80万人

    1989年 『魔女の宅急便』 宮崎駿監督
    ジブリ興行収入第12位 36.5億円(配給収入:21.5億円) 264万人

    1991年 『おもいでぽろぽろ』 高畑勲監督
    ジブリ興行収入第14位 31.8億円(配給収入18.7億円) 216万人

    1992年 『紅の豚』 宮崎駿監督
    ジブリ興行収入第9位 47.6億円(配給収入28億円) 304万人

    1993年 『海がきこえる』 望月智充監督

    1994年 『平成狸合戦ぽんぽこ』 高畑勲監督
    ジブリ興行収入第10位 44.7億円(配給収入26.5億円) 325万人

    1995年 『耳をすませば』/『On Your Mark』 近藤喜文監督
    ジブリ興行収入第15位 31.5億円(配給収入18.5億円) 208万人

    1997年 『もののけ姫』 宮崎駿監督
    ジブリ興行収入第3位 193億円 1420万人

    1999年 『ホーホケキョ となりの山田くん』 高畑勲監督
    ジブリ興行収入第17位 15.6億円(配給収入7.9億円) 115万人

    2001年 『千と千尋の神隠し』 宮崎駿監督
    ジブリ興行収入第1位 304億円 2350万人

    2002年 『猫の恩返し』/『ギブリーズ episode2』 森田宏幸監督
    ジブリ興行収入第8位 64.6億円 550万人

    2004年 『ハウルの動く城』 宮崎駿監督
    ジブリ興行収入第2位 196億円 1500万人

    2006年 『ゲド戦記』 宮崎吾朗監督
    ジブリ興行収入第7位 76.5億円 588万人

    2008年 『崖の上のポニョ』 宮崎駿監督
    ジブリ興行収入第4位 155億円 1200万人

    2010年 『借りぐらしのアリエッティ』 米林宏昌監督
    ジブリ興行収入第6位 92.5億円 750万人

    2011年 『コクリコ坂から』 宮崎吾朗監督
    ジブリ興行収入第11位 44.6億円 355万人

    2013年 『風立ちぬ』 宮崎駿監督
    ジブリ興行収入第5位 約120億円 約1000万人

    2013年 『かぐや姫の物語』 高畑勲監督
    ジブリ興行収入第16位 24.7億円

    2014年 『思い出のマーニー』 米林宏昌監督
    ジブリ興行収入第13位 35.3億円

    『魔女の宅急便』から鈴木敏夫プロデューサーが、宣伝を主体的に取り組んで映画を大ヒットさせました。
    と同時に、スタジオジブリの歴史にあるように「ジブリ第2期スタート」でスタッフを社員にする=固定費が膨らむ → 制作費がかかる、そこまでしてもよい作品を作ると言うことでしょうか。

    宮崎駿、長編作るってよ!(?)

    冒頭にも書きましたが、長編の企画が宮崎監督から鈴木プロデューサーに渡されました、果たして。

    そのキッカケになったのは、ドワンゴ 川上量生会長(カドカワ社長)のプレゼン。

    宮崎駿監督、ドワンゴ川上量生会長を一喝「生命に対する侮辱」

    「人工知能が作った、痛覚がなく頭部を使って歩くCG」を見た時に、宮崎監督が「極めて不愉快」と評した。
    「面白くない」なら第三者的な意見として述べる話だが、宮崎監督の”主観”として「不愉快」と感想を述べ一緒には仕事をしたくないと言う。
    鈴木プロデューサーも「どこへ、たどり着きたいんですか?」と質問をしているように、宮崎監督や鈴木プロデューサーが目指していた方向とは明らかに違う異質なものだった。

    川上量生会長の了解の上でNHKも放送しているので、当然、どちらの方向性が正しいと言う話ではないだろう、でも一つ確かなことは、これも一つの宮崎監督の制作意欲を掻き立てた要因でもあったようだ。

    ワンショット見た瞬間に「これはすばらしい」って、それが映画だと思っているから(宮崎駿)

    ストーリーとかに感動して、ではなくまずはワンショットのすばらしさ!こそが映画の生命線なんだと思う、そして・・・

    世界は美しいって映画を作るんだよね、きがつかないだけで世界は美しいよって、そういう目で見たいだけなんだよ(宮崎駿)

    子供たちに「世界は美しい」と気づいて欲しい、そういう願いと相反するものを見せられた、その思いが強かったのだろうと。
    だから最後に、

    地球最後の日が近いって感じがするね、それは人間のほうが自信がなくなっているからだよ(宮崎駿)

    将来、人工知能がアニメを描く時代がくるのだろうか?
    このおじいちゃん(宮崎監督)は、それに抗うために、再び長編映画への挑戦をするのか?

    どちらにしても、ファンとしては楽しみなのは間違いない。

  • 『君の名は。』  聖地巡礼 東京編

    『君の名は。』 聖地巡礼 東京編

    映画『君の名は。』  your name. のロケ地に行きたい!

    君の名は。

    聖地巡礼(ロケ地巡り)の事前準備に計画書を作成、後日、行ったらInstagramに記録予定(笑)

    (追記)
    東京に関しては、随時、行って写真を撮ってきました。
    平日でも、グループやカップルで聖地巡礼をしている人たちがたくさんいました。
    また外国の人(東南アジアの人)も聖地巡礼をしてました~とても国際的、少しお話もしました!

    東京都と岐阜県飛騨市が中心になるようです。

    映画『君の名は。』の感想はこちらから

    参考文献:もちろん映画!とこちらのビジュアルガイド

    新海誠監督作品『君の名は。』公式ビジュアルガイド

    それと注意ですが、ポケモンGOではありませんが、私有地への勝手な侵入や撮影はNGです。
    撮影する場合は、必ずお店や所有者の人の許可をもらってください。
    早朝・深夜に行くのは止めましょう~周辺の迷惑になります、こちらは責任は負いませんので。

    公式サイトからもアナウンスが出ています、ご確認ください。

    『君の名は。』関連場所訪問(聖地巡礼)についてのお願い

    『君の名は。』関連場所訪問(聖地巡礼)についてのお願い

    拝啓 平素より格別のご愛顧をいただき、厚く御礼申し上げます。
    さて、『君の名は。』公開後、本編中に登場する、または関連のある場所へ、多くのファンの皆様にお越しいただいておりますが、近隣の方々より騒音や早朝深夜の訪問に関する苦情を多数いただきました。関連場所への訪問を予定されている皆様におかれましては、節度のある行動、及びマナーに十分心掛けていただきますようお願い申し上げます。

    敬具
    「君の名は。」製作委員会

    映画『君の名は。』Blu-rayスペシャル・エディション3枚組

    東京編

    Google Map にまとめてみました。

    主人公・瀧くんの自宅マンション以外の撮影ポイントは、かなり正確にマッピングしました。
    瀧くんの自宅マンションと思われる場所は、かなり閑静な住宅街でしたので、正確な場所は載せていませんが、近くに行かれても周りに迷惑をかけないようにお願いします。

    四ツ谷駅周辺

    JR四ツ谷駅から上智大学の背景
    JR四ツ谷駅から上智大学の背景

    君の名は。

    四ツ谷駅赤坂口
    四ツ谷駅赤坂口

    四ツ谷駅赤坂口
    四ツ谷駅赤坂口

    四ツ谷駅で、瀧くんと奥寺先輩が待ち合わせをするシーンなど、何度か出てきます。
    どのシーンも、赤坂口になります。

    紀之国坂から四ツ谷駅方面

    君の名は。

    君の名は。

  • 宇宙人だった?! スピルバーグ監督作品 ベスト+【王様のブランチ】トップ10

    宇宙人だった?! スピルバーグ監督作品 ベスト+【王様のブランチ】トップ10

    スピルバーグ映画は好きですか?

    スピルバーグ

    世界中で、日本でも、スピルバーグ監督の作品は大ヒットします!
    でも意外とスピルバーグ監督作品を、観客に媚びた作品として「つまらない」と言う人もいるみたいです。
    ちなみに・・・

    私はスピルバーグ監督作品が大好きです!

    十代にハリウッド映画にハマったのは、チャップリンと美男美女俳優と、ルーカス×スピルバーグでした。
    『スター・ウォーズ』や『インディー・ジョーンズ』は青春の1ページです。

    ルーカスが想像したスペース・ファンタジー『スター・ウォーズ』の特撮はそれまで無かったものでワクワクさせられた。
    そして、スピルバーグの作品はワクワクだけでなく、泣いたり・笑ったり・感動できたりした!と言う意味で「映画の全てがあった」と言う思いです。

    宇宙人?だったスピルバーグ

    1946年12月18日にアメリカのオハイオ州シンシナティでウクライナ系ユダヤ人の家庭に生まれ、アリゾナ州に育ったそうです。

    スピルバーグ自身が宇宙人と言う訳ではなく、宇宙人を描くことがアメリカ人としての使命だったと言えます。
    『未知との遭遇』はアメリカ人の憧れなのです。
    “?”と思ったでしょう~アメリカは200年ちょっとの歴史しかない国で、伝説や伝統がない国です。
    ヨーロッパならギリシャ神話からアーサー伝説とか色んな伝説が有り、日本にも天照大神から綿々と伝説が数多く有ります。
    そんなアメリカには、先住民族の伝説は有ってもヨーロッパから移住してきた人々には何の伝説も有りません、だからこそ、宇宙人に選ばれた民族としてのアメリカ人と言う物語が必要なのです!

    だから宇宙人は必ずアメリカに舞い降ります、スーパーマンも落ちたところはアメリカです!(笑)
    エリア51を聖地にする必要があり、世界中にエンターテイメントとして広めたのがスピルバーグその人でした。

    高校くらいの頃には、早川書房から数々のSF小説が日本に紹介されました。
    ロバート・A・ハインラインやフィリップ・K・ディック、アイザック・アシモフ(ソ連生まれのアメリカ育ち)、アーサー・C・クラーク(イギリス人)と言った作家たち。
    それぞれが映画化された原作を数多く書いているSF界の重鎮たち。

    文字の中の世界をスピルバーグが明確に、宇宙人・宇宙船の映像化を果たし、世界のスタンダードにしてしまった。
    今、スピルバーグ監督作品について語ること、それは彼はSFだけではなく、パニック映画やヒーロー物、ヒューマンドラマからシリアスなものまで、自分の作りたい作品を自由に作っている、アメリカの現代の映画史そのものと言える。

    スピルバーグ

    みんなが選んだスピルバーグ・ベスト10

    ローリングストーン誌が選んだベスト10はこちら~

    10位 『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』 237百万ドル:13位

    9位 『1941』 109百万ドル:19位

    8位 『ジュラシック・パーク』 796百万ドル:3位

    7位 『プライベート・ライアン』 369百万ドル:9位

    6位 『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』 766百万ドル:4位

    5位 『激突!』 

    4位 『未知との遭遇』 481百万ドル:5位

    3位 『E.T.』 1,228百万ドル:1位

    2位 『シンドラーのリスト』 199百万ドル:15位

    1位 『JAWS/ジョーズ』 1,109百万ドル:2位

    ※ 現在の価値に換算した場合 Boxofficeより、順位はスピルバーグ監督作品内

    人気投票で、ダントツの1位が『JAWS/ジョーズ』だそうで、2位に倍の投票が有ったらしく、映画の専門家(評論家とか関係者)の間でも評価は高いので納得。

    その他、米VULTUREが選んだ全作品のランキングでは、トップは『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』でした。

    スピルバーグ&是枝裕和監督

    【王様のブランチ】好きなスピルバーグ監督作品TOP10

    2020年5月23日の【王様のブランチ】では、スピルバーグ監督作品の視聴者が選んだトップ10が放送されました。

    10位 『宇宙戦争』 (’95年公開)

    9位 『激突』 (’73年公開)

    8位 『レディ・プレイヤー1』 (’18年公開)

    7位 『シンドラーのリスト』 (’94年公開)

    6位 『A.I.』 (’01年公開)

    5位 『未知との遭遇』 (’78年公開)

    4位 『ジョーズ』 (’75年公開)

    3位 『E.T.』 (’82年公開)

    2位 『インディー・ジョーンズ』シリーズ (’81年公開~)

    1位 『ジュラシックパーク』 (’93年公開)

    ちなみに『ジュラシックパーク』は『インディー・ジョーンズ』と同様にシリーズ化されていて、第2作まで監督として演出を手がけています。

    『ジュラシック・パーク』 (1993) 監督
    『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』 (1997) 監督
    『ジュラシック・パーク III』 (2001) 製作総指揮
    『ジュラシック・ワールド』 (2015) 製作総指揮
    『ジュラシック・ワールド/炎の王国』 (2018) 製作総指揮

  • 映画『ボッカチオ’70』 ヴィスコンティらイタリアの巨匠たちのオムニバス

    映画『ボッカチオ’70』 ヴィスコンティらイタリアの巨匠たちのオムニバス

    映画『ボッカチオ’70』 BOCCACCIO ’70 : Il Lavoro

    boccaccio-70

    短編四つからなる、オムニバス形式の作品。
    イタリアの現代劇を、イタリアの4人の巨匠(モンチェッリも巨匠なのかな?)が、独自のストーリーで語っていて、それぞれに特徴が有り面白い作品に仕上がっている。

    ヴィスコンティは第3話「前金」(主演:ロミー・シュナイダー)の挿話を担当している。

    ルキノ・ヴィスコンティの生涯についてはこちらから

    ルキノ・ヴィスコンティ -作品と演出- はこちら

    第1話「レンツォとルチアーナ」(劇場公開時は、第2話)

    会社に黙って結婚した若いカップルが、親との同居の問題や、上司のセクハラ?の問題にぶちあたり、最後は...と言う、若いカッ プルの右往左往ぶりを軽いタッチでさわやかに描いている。
    当時のイタリアの若者達の生活が垣間見れて面白い。
    まっ当時も今も、若い夫婦の悩みは余り変わらないのかも。
    監督の個性が余り感じられない分、判りやすく見易い、逆に物足りないと感じるかも。

    第2話「アントニオ博士の誘惑」(劇場公開時は、第1話)

    boccaccio-70

    これはもう、フェリーニ、フェリーニ、フェリーニで有る!
    物語の進行役に子供の天使?が現れ、ちょっと甲高い声で観客を物語の中へ導く。
    そしてそこに出てくる堅物教授もまた、フェリーニのらしい人物像である。
    それらの人物をフェリーニは、顔のアップで表情を映し出す。
    フェリーニは、時に人々の動きを踊りであったり、群衆によって表現し、そして対照的に人物の表情一つ一つを強烈な顔のアップの映像で映し出す。
    ヒッチコックは、“内面に燃えるような情熱を持ちながら表面上は氷のようにすました女性”を好んだが、フェリーニは見るからに情熱的な女性こそが男性を虜にすると言う、“男の性”を画面に映し出す。

    アニタ・エバーグはフェリーニの女優らしい...そして彼女が、堅物の教授を虜にしていく姿、そして最後の教授の露わな惨めな姿が、男の本性なのである。
    短編ながら見事なフェリーニらしい傑作である...
    ただ、やっぱり私は、フェリーニの語り口は苦手で、それでいて好きなのだ。

    第3話「前金」(劇場公開時は、第3話)

    boccaccio

    今回観た中では、原題の日本語訳が「仕事中」になっていたが、書籍等で見る限り「前金」と言うタイトルが正しいのか?

    ヴィスコンティが描いた女性は庶民ではなく、ブルジュワの女性。
    彼女の立場とその哀れさを見事にこの短編の中に描いている。
    そして、その登場人物の描き方が余りにも見事過ぎることに、やはり短編だったとしてもヴィスコンティらしい素晴らしい作品と言える。

    仕事というものに意識がない(仕事が何かを理解をしていない)ブルジュワの女性が、仕事を理解する時、その彼女の立場が如何に不毛で悲劇的なものか、その属している階級から逃れられないかを、この短い時間の中で描ききっている。
    素晴らしいのは、主演のロミー・シュナイダーである。
    彼女は、一見うぶな女性でありながら妻としてのしたたかさ、それ以上に魅力的な女性を演じ切っている。
    その魅力こそが、夫婦間に置いても男女の関係を成り立たせていることを、観客に納得させる演技力・魅力を兼ね備えている。
    キューブリック監督の遺作『アイズ ワイド シャット』とある意味、テーマが近いのかもしれない(語り口は、全く違うので作品の評価とは直接関 係ないが...)。
    しかしラストは圧倒的に、この作品の方が深刻で深いものを感じる。

    この作品では、主演のロミー・シュナイダーがシャネルのデザインの洋服を着ている。
    また歩き方や身のこなし方もシャネルが指導したらしい。
    そうヴィスコンティに、ジャン・ルノワール監督を紹介したのは、ココ・シャネルだったんですね。

    第4話「くじ引き」(劇場公開時は、第4話)

    boccaccio-70

    デ・シーカらしく、庶民の一人の魅力的な(そしてグラマラスな)女性に対する思いと、そのドタバタぶりをコミカルに描いている。
    残念ながら、この物語でキーになるのは主演のソフィア・ローレンの美しさに有るはずだが、どうも私の好み(の女優)ではない。
    デ・シーカの描きたいのは庶民なのである。
    一生懸命働いて得たお金を、女性とのSexのためのくじ引きにつぎ込んでしまうおじさん達。
    そして、くじを買ってから、みんながその女性を見に行く下りは、可笑しさと悲しさが込み上げくる。
    結局、くじに当たったのは、教会の仕事をしている童貞の男性(30代?、40代?)。
    彼はやらずじまいで追い返されるのだが、周りの人は真実を知らずお祭り騒ぎになる。
    彼女が真実の愛を選ぶと言う過程の話しと言うより、やはり振り回される男達の愚かさを笑いと共に描いている点で、デ・シーカら しく面白く観れる作品だった。

    どの話も個性的で面白い。
    共通していることは、どの作品も女性が男を振り回すのである。
    必見の映画と言いたい、機会が有れば是非。

    映画『ボッカチオ’70』のデータ

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    BOCCACCIO ’70 198分 1962年 イタリア=フランス 公開情報:劇場公開公開年月:62. 65

    監督■ヴィットリオ・デ・シーカ/フェデリコ・フェリーニ/ルキノ・ヴィスコンティ
    製作■アントニオ・チェルヴィ/カルロ・ポンティ
    脚本■チェザーレ・ザヴァッティーニ/フェデリコ・フェリーニ/エンニオ・フライアーノ/ルキノ・ヴィスコンティ/スーゾ・チェッキ・ダミーコ
    撮影■オテッロ・マルテッリ/ジュゼッペ・ロトゥンノ
    音楽■ニーノ・ロータ/アルマンド・トロヴァヨーリ/ピエロ・ウミリアーニ
    製作会社■コンコルディア・チネマトグラフィカ/チネリッツ/フランシネックス/グレイ・フィルム
    備考■イーストマン・カラー
    日本公開■1962年
    出演■ソフィア・ローレン/ルイジ・ジュリアーニ/アニタ・エクバーグ/ペッピノ・デ・フィリッポ/ロミー・シュナイダー/トーマス・ミリアン

    第一話=アントニオ博士の誘惑
    Le tentazioni del dottor Antonio 54分
    監督■フェデリコ・フェリーニ
    脚本■フェデリコ・フェリーニ/トゥッリョ・ピネッリ/エンニョ・フライアーノ
    撮影■オテッロ・マルテッリ
    音楽■ニーノ・ロータ
    美術■ピエロ・ズッフィ
    編集■レオ・カトッツォ
    出演■ペッピーノ・デ・フィリッポ/アニタ・エクバーグ/ドナテッラ・デッラ・ノーラ/アントニオ・アックァ/エレオノラ・マッジ(キューピット)

    第二話=レンツォとルチャーナ
    監督■マリオ・モニチェッリ
    出演■マリサ・ソリナス/ジェルマーノ・ジリオーリ

    第三話=前金
    Il Lavoro 46分
    監督■ルキノ・ヴィスコンティ
    原案■チェーザレ・ザヴァッティーニ(モーパッサンの短編『寝台の端で』による)
    脚本■ルキノ・ヴィスコンティ/スーゾ・チェッキ・ダミーコ
    撮影■ジュゼッペ・ロトゥンノ
    音楽■ニーノ・ロータ
    編集■マリオ・セランドレイ
    出演■ロミー・シュナイダー/トーマス・ミリアン/ロモーロ・ヴァッリ/パオロ・ストッパ

    第四話=くじ引き
    監督■ヴィットリオ・デ・シーカ
    出演■ソフィア・ローレン/ルイジ・ジュリアーニ/アルウィオ・ヴィータ

    【解説】
     元々は4編のオムニバスだが、日本劇場公開版はマリオ・モニチェッリの監督したエピソードをカット(現在、発売されているビデオには収録。『デカメロン』の中世イタリアの作家ボッカチオが現代に生きていたら、こんな挿話をその著書に書き入れたかも知れない–。そんな発想で生まれた物語四編を、イタリア映画お得意のオムニバス形式で映画化した62年度作品(だから題名の“’70”は当時から見たら近未来を指していたのだ)。日本では無名のM・モニチェッリの担当作(結婚間近の男女の日常を明るく描いたもので、日本人には親しみやすい素直な青春譚だ)はカットされ、残るすでに知られた巨匠たちの三編で公開となった。現在は1・2巻に分かれビデオで完全な形で観られる。第一話デ・シーカの「くじびき」。北イタリアの片田舎で、遊園地の射的場を営む父の借金のカタに、クジの一等賞にされる娘ゾーエ(ローレン)をめぐっての男たちの狂騒をペーソスを漂わせつつコミカルに綴っている。ゾーエには隣村に恋人がいたが、一等を当てた冴えない寺男の母に“一生の想い出に一夜だけでも息子とつきあってくれ”と懇願される……。第二話は「誘惑」、フェリーニ作。熱心なカソリックの道徳家アントニオ博士は、部屋の前の広場に建てられた大看板のグラマー美女(エクバーグ)に激昂するが、いつしかそれは夢にまで現われ……というフェリーニ的な大らかなユーモアが実に楽しい。三話目はヴィスコンティ「現金」で、貴族の若夫婦の倦怠を皮肉っぽく描く。浮気性の夫をやりこめようと、娼婦に化けて誘惑の電話をしたはいいが、あまりに素っ気なく話に乗ったので、シラけた妻はそれから夫と寝る際には報酬を要求することに決める。いずれも作者の持ち味の出た作品の並んだ好企画と言えよう。(映画データベース – allcinema より)