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  • 2016年の新作映画を振り返ってみる!

    2016年の新作映画を振り返ってみる!

    アニメ大国・日本を改めて実感

    明けましておめでとうございます。

    2016年が終了して、2017年となりました。
    そこで2016年の映画を振り返りたいと思っています。

    日米のアカデミー賞、キネマ旬報や映画秘宝のベスト10が発表されるのはもう少し先。
    当然、私は新作は50本ほどしか見れないから、漏れている面白い作品が多いと思うけど、昨年見た新作の好きなもの10本をまとめておこうと思う。

    2016年はポスト・ジブリのようなところが有って、国民的アニメは誰が作るか?その中で夏以降に素晴らしいアニメが3本も登場した。

    私より年上の世代は「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」と言った手塚治虫のアニメなのかもしれないが、自分は約40年前に「宇宙戦艦ヤマト」に出会い、「機動戦士ガンダム」に出会った世代。
    映画は『スター・ウォーズ』と共に『銀河鉄道999』を並んで初日に見に行った世代とも言える。
    その頃から宮崎駿監督は活躍していた訳だから、数十年ぶりの世代交代の年とも言えた。

    日本映画がヒットする訳

    興行収入2,000億円市場の奪い合い

    数年前に私が初めて映画をプロデュースした頃は、確か日本で劇場公開される作品数は800本を超えていた。
    2016年は1,000本を超えると言う話も聞いている(2013年から1,000本超え)が、興行収入自体はこの十数年とか、2,000億円からほとんど変わっていない、景気に影響されないエンターテイメントとも言える、但し、人口減少がこれから急速に進む中で、どうなるかは心配ではある。

    さてさて、日本映画と外国映画の公開される本数の比率だが、1950~1960年代は日本映画も全盛期で、現在の5倍以上の人が映画館で映画を見ていた。
    1970年以降は、テレビの影響で急激に観客動員数が落ち込み、一気に1/5になっている。
    逆にそれ以降は、ほとんど変わっていない。
    その中で、1980年以降は外国映画の方が公開される本数が多く、1990年頃は実に7割近くが外国映画が劇場で上映されると言う時代だった。

    2006年に再び、日本映画の公開本数が逆転して、現在は半々で少し日本映画が多いくらいと言う感じ。
    本数が増えているのは、映画が低予算でも撮れる環境ができてきたこと、もう一つはシネコンの増加にある。
    スクリーン数は1960年頃は7,000館(この頃は館数)有ったが、一気に減って1993年には1,700館まで激減。
    2000年からスクリーン数での計算になるが、増加傾向にあり現在は約3,400スクリーンとなっている。
    シネコンと通常映画館の比率は、9割弱がシネコンのスクリーンとなっている。

    シネコンの特徴

    シネコンは複合レクリエーション施設の一部として建てられることも多く、ファミリー層への訴求が高くなる。
    と同時に、スクリーン数が多いために、たくさんの映画が同時に上映が可能となる。
    これは上映本数が増えることにもつながるが、一方でヒットしている作品は長い期間上映されて、ヒットしない作品に関しては、上映期間が短くなり、一日の上映回数も減らされる、という傾向が顕著になる。

    作品の弱肉強食が明確になる。
    良い映画がヒットすると言うよりも、お金をかけて宣伝した作品がヒットする傾向に拍車がかかる。

    日本映画の露出度

    手元に日本映画と外国映画の興行収入のデータがないので、どちらがヒットしているかは不明。
    2016年で言うと『君の名は。』と『シン・ゴジラ』の2本があるので日本映画の方が稼いでいると思う。
    2014年の『アナ雪』の254億円、2015年は『ジュラシック・ワールド』『ベイマックス』が100億円弱の大ヒット作品があるので、外国映画の方が上回っている気もする。

    ただ1990年代の外国映画一辺倒の時代を知る者ととしては、今の日本映画がこれだけヒットするのは何故か?とある人に言われたことが腑に落ちた。

    日本の映画は製作委員会方式が定着して、大作にはテレビ局が製作委員会に入っているケースが多く、番宣に俳優が動員されていることが、映画のヒットと強く紐付いている。
    映画公開前になると、バラエティ番組に俳優がやたら出演するのはこのため、日本映画の露出が極端に多くなるため、数が多いと人は選択ができなくなるため必然的に露出度の高いものを選ぶ傾向になる。
    少し前だと、TVシリーズの映画化が多かったのもこのため。

    ただ今年は、『シン・ゴジラ』は逆に宣伝を抑えめにしたと言う話もあり、『君の名は。』に至っては、これ程までのヒットは予想しておらず、新海誠監督もヲタクに知名度が高いだけで、公開後の露出に比べると非常に少なかった。
    このあたりは例年とは違う傾向だったように思う。

    原作ものとシリーズもの

    日本はとにかく原作もの映画が多い、大ヒット小説・マンガが原作と言うものがほとんど。
    以前はTVシリーズの映画化だったが、現在は原作ものの傾向が強くなっている。

    一方、外国映画の中心がハリウッド映画だけど、シリーズものが多い、ただハリウッドはメジャー系の大資本がインディペンデント系の小さなプロダクションに資金を出して作品を作る傾向が有るらしい、アメリカのアカデミー賞で作品賞にノミネートされる小さな作品はこの手のものらしい。

    2016年 私の好きな10本

    そろそろ私の好きな10本の紹介、映画館に映画を見に行く時点で、映画の取捨選択をしている。
    世間的(または業界的)に評判の良いもの、好きな監督、好きな俳優というのも選ぶ基準になるから、だいたい見に行くものに外れは少ない。

    今年は、タランティーノやアルモドバルを見逃したり、怖い映画とアイドル映画は見逃したものが多い。
    怖い映画に関しては、若い頃はよく見てたけど、最近は怖いのであまり見ていない、今年見たのは『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』と『クリーピー 偽りの隣人』くらいかな。

    第10位『淵に立つ』

    2016年10月8日公開
    監督・オリジナル脚本■深田晃司
    出演■浅野忠信/筒井真理子/古舘寛治/大賀

    公式サイトはこちら

    第69回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」部門審査員賞受賞した作品。
    カンヌも特殊なところなので、北野武、黒沢清、河瀨直美といった独特の味わいのある作品が賞をとる傾向が強い。

    この作品はオリジナル脚本で、しかも非常に個性的、欧米人から見ると不思議な日本人をロボットのような描き方をしながら、人間の内部に持っている狂気を描いている。

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    第9位『海よりもまだ深く』

    2016年5月21日公開
    監督・原案・脚本■是枝裕和
    出演■阿部寛/真木よう子/小林聡美/リリー・フランキー

    公式サイトはこちら

    「なりたいものに、まだなれてない」40代のさえない主人公の一言が染みる。
    人生を半分過ぎで、自分のやりたいことがやれてる人は少ない、そしてこの先自分ができることの限界も見えている、人は独りでは行きていけない、共存するから可能性が続くんだと思わせてくれる作品。

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    第8位『怒り』

    2016年9月17日公開
    監督・脚本■李相日
    原作■吉田修一
    企画プロデューサー■川村元気

    公式サイトはこちら

    豪華な俳優たちの競演が見事!
    個人的には「人を信じることの怖さを知った2016年」であり「人を信じることの大切さを知った2016年」を象徴するようなテーマの作品。

    この作品の感想は
    映画『怒り』  レイプとゲイのラブ・シーンだけではない!
    からどうぞ。

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    第7位『スポットライト 世紀のスクープ』

    2016年4月15日公開
    監督■トム・マッカーシー
    脚本■トム・マッカーシー/ジョシュ・シンガー(実話を基にした話)
    出演■マーク・ラファロ/マイケル・キートン/レイチェル・マクアダムス

    第88回米アカデミー賞作品賞・脚本賞受賞作

    公式サイトはこちら

    「教会の闇を暴く」と言うと簡単なようだけど、日本人には想像できないかくらい困難なことに立ち向かった新聞記者たちの話。

    信念をもって何かに立ち向かう人々の姿は美しい!そして感動的。
    ラストの事実には、心が震える!

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    番外その1『海賊とよばれた男』

    2016年12月10日公開
    監督・脚本■山崎貴
    原作■百田尚樹
    出演■岡田准一/吉岡秀隆/染谷将太/鈴木亮平/綾瀬はるか/堤真一/國村隼/小林薫/近藤正臣

    公式サイトはこちら

    「日本人がおるかぎり、この国は再び立ち上がる」「いっちょやってやろうやないか」の精神で戦後日本の復興を支えた男のアイツ情熱の物語、VFXも流石、山崎貴監督。

    何故番外にしたか、それは『風立ちぬ』や『この世界の片隅に』にあって、この作品にないものを気がつかせてくれた作品だから。

    この作品の感想は
    映画『海賊とよばれた男』  モデルは出光佐三、ビジネスの成功の秘訣
    からどうぞ

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    第6位『世界から猫が消えたなら』

    2016年5月14日公開
    監督■永井聡(『ジャッジ!』が良かった)
    原作■川村元気
    脚本■岡惠和
    出演■佐藤健/宮崎あおい/濱田岳/奥田瑛二/原田美枝子

    公式サイトはこちら

    余命宣告をされた若者が、それを納得するまでの心の動きを描いた感動作。
    函館の街を背景に美しい映像が、更に残酷に感じさせます。
    「自分が生きていることに意味がある」と感じれる作品です。

    この作品の感想は
    映画『世界から猫が消えたなら』 猫が死ぬ話ではありません、僕が死にます
    からどうぞ。

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    第5位『聲の形』

    2016年9月17日
    監督■山田尚子
    アニメーション制作■京都アニメーション
    原作■大今良時 (講談社コミックス刊)
    脚本■吉田玲子
    キャラクターデザイン■西屋太志
    声優■入野自由/早見沙織/悠木碧/小野賢章/金子有希/石川由依/潘めぐみ

    公式サイトはこちら

    自分の素直な気持ち=声はどうやったら伝わるんだろうか?
    いじめの問題を正面から描いたマンガが原作、原作も面白いが、アニメも上手くまとめられている。

    この作品の感想は
    映画『聲の形』 ストレートに伝わらない心の声
    からどうぞ!

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    第4位『 君の名は。』

    2016年8月26日公開
    監督・脚本■新海誠
    作画監督■安藤雅司
    キャラクターデザイン■田中将賀
    音楽■RADWIMPS
    声優■神木隆之介/上白石萌音/長澤まさみ/市原悦子

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    2016年度の大ヒット作品、興行収入が200億円を越えようとしている怪物作品。
    個人的にも本当に好きな作品で、これが1位で良いのでは?と思えるエンターテイメント性の高さ。

    楽しさを詰め込んだ作品で何度でも見たくなる楽しさ!

    この作品の感想は
    映画『君の名は。』  オッサンでも感動できる青春映画の傑作登場!
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    番外その2『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』

    2016年12月17日公開
    監督■三木孝浩
    原作■七月隆文「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」(宝島社)
    脚本■吉田智子
    音楽■松谷卓
    出演■福士蒼汰/小松菜奈/山田裕貴/清原果耶/東出昌大/大鷹明良/宮崎美子

    公式サイトはこちら

    デート映画でも、大好きな作品、これもアリかと思う、スレ違いの恋が切ない。
    ファンタジーとして楽しめばイイと思う。

    この作品の感想は
    映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』  今、最高のデート映画、泣ける!
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    第3位『この世界の片隅に』

    2016年11月12日公開
    監督■片渕須直
    アニメーション制作■MAPPA
    企画■丸山正雄
    プロデューサー■真木太郎
    原作■こうの史代
    脚本■片渕須直
    キャラクターデザイン■松原秀典
    作画監督■松原秀典
    音楽■コトリンゴ
    主題歌■コトリンゴ  『悲しくてやりきれない』
    声優■のん/細谷佳正/稲葉菜月/尾身美詞/小野大輔/潘めぐみ

    公式サイトはこちら

    かつて戦争をしていた国、日常の中に戦争がある風景を映し出す、日本人が忘れてはいけないものがそこに有った。
    のん(能年玲奈)の声が素晴らしい。

    映画の枠を超えて、後世に伝えていきたい作品。

    この作品の感想は
    映画『この世界の片隅に』  能年玲奈が「のん」に変わる時
    からどうぞ

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    第2位『ルーム』

    2016年4月8日公開
    監督■レニー・アブラハムソン
    製作国■アイルランド/カナダ
    監督■レニー・アブラハムソン
    原作■エマ・ドナヒュー 『部屋』(講談社刊)
    出演■ブリー・ラーソン/ジェイコブ・トレンブレイ/ジョーン・アレン/ショーン・ブリジャース/ウィリアム・H・メイシー

    公式サイトはこちら

    2016年の米アカデミー賞主演女優賞受賞作品(作品賞、監督賞、脚色賞ノミネート)で、カナダの小さな作品(撮影がカナダ・トロント)が、ハリウッドの大作を向こうに回してこれだけの評価を得たという作品。

    まず脚本が起承転結と見事に展開していくことと、前半と後半でガラッと話の内容が変わっていく、またその転換点の演出も映像的に非常に美しく、完成度の高さも素晴らしい。

    欧米が抱える「誘拐」というテーマを新しい視点から描いている点も良かった。

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    第1位『 永い言い訳』

    2016年10月14日公開
    原作・脚本・監督■西川美和
    撮影■山崎裕
    出演■本木雅弘/竹原ピストル/藤田健心/白鳥玉季/堀内敬子/池松壮亮/黒木華/山田真歩/深津絵里

    公式サイトはこちら

    人が壊れることで表層に出てくる人の本質を表現することから、壊れた人間関係がどうなっていくか?
    と一歩踏み込んで描いてみせた、と言う点で、西川美和監督が一歩先に進んだ気がした。
    また、その落としどころが腑に落ちた、それが1位の理由かと。

    演出など作品の完成度は流石、本木雅弘の演技も一段と良かった。

    この作品の感想は
    映画『永い言い訳』  妻が死んでも泣けないアラフィフ男の本音と建前
    からどうぞ

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    2016年のまとめの最後に

    2016年は『君の名は。』が興行収入200億円という邦画としては、ジブリ以外では初めての大台。
    共にアニメ3作品を外すことができなかった。
    『君の名は。』と『シン・ゴジラ』は、セカイ系という言葉を広めた東浩紀氏が「ヲタクの時代は終わった」と言わせた作品、どちらも確かになるほど、と。
    ようはガイナックス系(エヴァのこと)とセカイ系のヲタクをメジャーがやってしまったから、この先にあるものは?と言う感じ。
    と言う意味でも『君の名は。』はやり尽くした、何でも詰め込んだと言う意味でも、1位でも良かった。

    でも一方で、やっぱり「映画は自分の鏡」という点では、今の自分に一番近い・身近な作品は『永い言い訳』や『海よりもまだ深く』であり、やはり実写映画の完成度という点でも評価が高かった。

    外国映画に関しては、新作を見る機会が単に少なかっただけのような気もするが、2本しかしれなかった外国映画は完成度はもちろん、映画と伝えるべきものをハッキリ持っている点に関しては外せない作品だった。
    クリント・イーストウッド監督は相変わらず質が高いものの過去の作品を超えておらず、大好きなスピルバーグ監督は平均点とそれ以下の2作品ということで、今回は選ばなかった。

    個人的には2年以上、映画制作から離れていることも有って、日本の若手監督の動向が気になるが、どうも自分が思っている方向とは違う方を向いているような気がする。
    西川・是枝の師弟コンビはもちろん、深田晃司監督のオリジナル作品が、大手ではないところで制作されながら、物凄い完成度と内容の深さを感じさせてくれた。
    原作ものや大手メジャーが作るものが良くないとも思っていないが、作品の内容とは関係ないところで評価がされているところもある気がした2016年だった。

    さて、2017年もスタートして、続々と新しい映画の話も耳に入ってきている、どんどん良い作品が公開されていくのが、また楽しみでもある。

  • 映画『日本のいちばん長い日』 終戦記念日に思うこと

    映画『日本のいちばん長い日』 終戦記念日に思うこと

    映画『日本のいちばん長い日』 THE EMPEROR IN AUGUST

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    永遠の戦後のために

    2016年8月8日に天皇陛下が「象徴としてのお務めについての天皇陛下お言葉」を発せられました。(映像とお言葉があります)
    そして71回目の終戦記念日を迎えました。

    昨年は戦後70年と言うことで今作品が公開されたり、NHKザ・プレミアム戦後70年ドキュメンタリー・ドラマ「玉音放送を作った男たち」が放送されました。
    日本の玉音放送に関しては、NHKの戦時録音資料として「昭和天皇、終戦の玉音放送」として聞けます。(お言葉があります)

    何故、冒頭に生前退位のことを書いたか・・・
    今の日本は無宗教と言う人がほとんどで、正月にはお宮参り(神道)をして葬式にはお坊さんを呼ぶ(仏教)と言うことが日常にある。
    おそらく日本にとっては天皇の存在こそが宗教だったのでは?と考えている。
    もちろん大東亜戦争が終わるまでは天皇は“神”だったわけなので。
    昭和天皇は、終戦直後、マッカーサー元帥と十数回に渡って会談をして、その後の日本の方向を決めたと言う事実を知ると、戦後70年が経って改めて昭和天皇について知ることは重要なこと、天皇制について考える必要性を思う。
    人としての天皇、象徴としての天皇なら、退位と言うことも当然考えるべきとは思う。

    the-emperor-in-august02

    昭和と平成

    戦後20年が経って描かれた岡本喜八監督版は作り手は戦中派である、この作品に対して矜持を持って挑んだと思う。
    それは俳優の演技からも伝わってくる、岡本喜八監督が過度なまでに求めたものだと思う。
    あの戦争は何だったのか?そして止めることが何を意味したのか、神としての天皇を知る世代が国体とは何だったのか?それを描くことに昭和40年代には必然が有った。

    一方、戦後70年経って描かれた原田眞人監督版は監督を含め作りては戦後派である、見ている私も戦争を体験したことのない世代。
    だからこそ、岡本喜八監督版のような戦争を生きた人々の群像劇ではなく、昭和天皇、阿南陸軍大臣と鈴木貫太郎首相の三人を中心に物語を進めている。
    おそらく国体維持と言う実感の有る世代とない世代の違いではないかと思う。

    2006年にはロシアのアレクサンドル・ソクーロフ監督が『太陽』で、2012年にはアメリカのピーター・ウェーバー監督が『終戦のエンペラー』で昭和天皇を描いている。
    そして岡本喜八監督版では後ろ姿とお言葉だけでしか描かれなかった昭和天皇が、原田眞人監督版では、本木雅弘演じる昭和天皇が積極的に終戦へ向けて意志を示している。
    実際の皇室の研究をしている訳ではないので、本当のところは知らないが、戦後のマッカーサー元帥との会談の多さから考えて、終戦に対して昭和天皇がハッキリとした意志を示されたことは想像に難くない。

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    日本は敗戦から目を逸らしてはいけない、それは70年以上経った今でも、決して自虐的歴史観とは思わない。
    戦争に負けると言うことは20世紀以前においては、敗者は虐殺か自殺で終わるもの。
    天皇を殺させないためにポツダム宣言受諾した訳で、東京裁判もあった訳で、それを否定したら天皇制の存続も否定することになるのではないのかな?と思うのだが。
    昭和天皇も、今上天皇も、この点はちゃんとした歴史認識を持たれていて、靖国参拝などということは行わない。
    それは『永遠の0』にも書いた「重たいジレンマ」が有り、日本国民全体が背負っていくものだと思う。
    岡本喜八監督版では、反戦映画として体験としての終戦を描いた点で優れたものを感じ、一方で原田眞人監督版では玉音放送と共に生き残った日本人が重い十字架を背負っていくことの覚悟を感じることができた点で、平成にこの作品を作ったことの意味を感じた。

    そして今上天皇の生前退位へのお言葉は、象徴天皇としての戦後、昭和天皇から引き続いて背負い続けているものの重さを感じずにはいられない。
    365日24時間、天皇でいることを求められる、日本で最も有名な?公人でいることを求められる大変さを考えると、その荷を早く引き継ぐことも必要なのではないか?と思うのは変だろうか。

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    2016年5月27日午後6時6分、アメリカ・オバマ大統領が広島でスピーチをしました。

    オバマ大統領が広島で演説

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    広島は「謝罪を求めない」ことで実現したアメリカの大統領の被爆地・広島訪問。
    戦争に負けた日本が戦勝国に謝罪を求めること自体が、自分たちの背負う責任を放棄することになる訳で、その一線を超えなかったことで、今回の歴史的訪問が実現した。
    今年は、戦後の一つの区切りになるのかもしれない、現在の日本国憲法がどちらの方に向かっていくのか、日本はどこに向かうのか?
    『シン・ゴジラ』にも有った既に機能しない日本の政治と官僚制度、それと共に沈んでいく国・日本、果たして日本がゴジラと言う国難に対して一致団結して叡智を尽くして乗り切ったように、日本は未来に向って新たに向かっていくのだろうか?

    改めて終戦に向けて、この日に何が有ったのか?それを知ることは今の日本を理解する上で必要なことだと思う。

    映画『日本のいちばん長い日』のデータ

    1967年版

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    上映時間■157分
    製作国■日本
    公開情報■劇場公開(東宝)
    初公開年月■1967/08/03
    監督■岡本喜八
    原作■大宅壮一「日本のいちばん長い日」
    脚本■橋本忍
    ナレーション■仲代達矢
    出演■宮口精二(東郷外相)/戸浦六宏(松本外務次官)/笠智衆(鈴木総理)/山村聡 (米内海相)/三船敏郎(阿南陸相)/志村喬(下村情報局総裁)/黒沢年男(畑中少佐)/松本幸四郎(今上天皇)

    2015年版

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    降伏か、本土決戦か――。
    その決断に、
    すべての希望は託された

    上映時間■136分
    製作国■日本
    公開情報■劇場公開(松竹=アスミック・エース)
    初公開年月■2015/08/08
    監督■原田眞人
    原作■半藤一利「日本のいちばん長い日 決定版」(文春文庫刊)
    脚本■原田眞人
    出演■役所広司(阿南惟幾)/本木雅弘(昭和天皇)/松坂桃李(畑中健二)/堤真一(迫水久常)/山崎努(鈴木貫太郎)

    オフィシャルサイトはこちら

  • One Day - Giveの5乗が人をつなぐ

    One Day - Giveの5乗が人をつなぐ

    ギブ・アンド・テイクとは?

    私はワールド・ビジョン・ジャパンと言うNGO団体を通じて子供の支援をしています。

    それは既に書いたことなので、「子供を救うわけ」を読んでください。

    その団体の中で、事業を成功させ、その収益の一部で最貧国で学校を建ててる人たちに出会いました。

    ジースプレッド

    その一人がジースプレッドの代表を務める若尾さん。

    5月24日まで大丸東京店の1階でイベント販売をされていました。
    そこにはボランティアで、お手伝いに来ている人々もいました。
    私も、山形の友人が、若尾さんと話がしたい!と言う想いだけで新幹線日帰りで来ました。

    世界中で同じような取り組みをされている人たちがいる、と言う話を沢山聞くことができました。
    私のやっている一人の子供を支援する、と言う小さな一歩の積み重ねが、世界から少しでも貧富の差を失くして、子供が幸せな世界を夢見ることができればと思っています。
    若尾さんとの話で印象的だったのは、日本の子供たちよりはるかに貧しい子供たちが学校で勉強ができることで生き生きとしている!と言う話。
    幸せって、お金だけでは計れないものがある・・・

    なら、先進国で幸せを享受している自分たちが少しでもギブすることは、いずれその国や人々からテイクが有るのかもしれない。

    自分が得る利益よりも多くを人に与える人をギバーと呼び、
    自分が与えた量よりも多くの利益を得ようとする人をテイカーと呼び、
    自分と相手の利益を同じにバランス良くしようとするものをマッチャー

    と呼ぶらしい、ホント?
    でも、これは呼び方は別として、成功と失敗が多いのはギバーで有ると言う点。
    当たり前ですが、マッチャーは大きな成功もないが失敗もしないタイプ。
    テイカーは、最初は成功するが、常にWin-Loseの人間関係を作ってしまうため、長く続くか?と言うところがポイント。

    ではギバーが成功するためには、逆に言うと失敗しないためには?
    失敗するギバーは、得るものより与え過ぎてしまうため「人に騙されやすい」「人が良い」人になってしまうこと。
    それを避けるには、自分の目的(ゴール)を明確にして、成長を意識しつつ自分の軸を作りながら進むことができる人。

    7つの習慣

    スティーブン・R・コヴィー著の「7つの習慣」と言う名著がある。
    ギバーが成功するためには・・・この本を読んで、と言うことで省略。

    完訳 7つの習慣 人格主義の回復 — Amazonで見る

    とは不親切なので、これだけは書いておきます。

    ◆インサイド・アウト
    優れた人格を持つこと、それには・・・

    ◆私的成功
    第一の習慣:主体性を発揮する
    第二の習慣:目的を持って始める
    第三の習慣:重要事項を優先する

    ◆公的成功
    第四の習慣:Win-Winを考える
    第五の習慣:理解してから理解される
    第六の習慣:相乗効果を発揮する

    ◆再新再生
    第七の習慣:刃を砥ぐ

    Giveの5乗

    これは経済評論家 勝間和代さんがよく話される言葉です。

    そう言えば、最近ドラマになったマンガ「重版出来」の中でも”運を貯める”ために、毎日少しずつ良いことをする、と言う話がありました。

    重版出来!(1) (ビッグコミックス) — Amazonで見る

    少しずつ運を貯めることで、本を重版出来ができる!と言うもの。
    成功のために、運をためていく、そのためには日々少しずつ良いことをする!

    話がジースプレッドさんに戻ります。
    若尾さんが、アメリカで凄い人がいて、その人が作った映像があると教えてくれました。

    orly wahba オルリー・ワバ

    ライフベスト・インサイドというニューヨークの小さな非営利団体の代表 オルリー・ワバ(orly wahba)さん。その映像がこちら。

    実はGiveの10乗?

    「7つの習慣」から

    人格は繰り返す行動の総計である。
    それゆえに優秀さは単発的な行動にあらず、習慣である。

    私にはたくさんの夢があります

    40歳を過ぎるまでは、お金を稼ぐことが夢でした、お金があれば何でも叶うと。
    でも実際、そこまでお金は稼げませんでした、これは資本主義なので仕方がありません、何万分の1の幸運を掴んで金銭的な成功をつかむか、親から引き継いだ資産を増やしてより大きなお金を得るか?
    です。

    今はお金は大切ですが・・・自分が死んだ時に周りにどう思われたいか?
    死んだ後のことなんて!と思う人は、死の淵の床についた時、やり残したことはなにか?その時後悔しない生き方とは?

    40代になってから映画をプロデュースしました。
    それまでIT業界と言う全く違う業界から、突如、映画を作りました!
    運に恵まれて3つの商業映画を公開することができて、その他の自主映画にも関わることもできました。

    でも、自分の企画で映画を作ったことはありません、たくさんアイディアがあります。
    その一つは、最貧国を支援するNGO団体で働くカップルの物語です。

    物語、エッセイ、体験談を探しています!

    最貧国を支援するNGO団体や自ら最貧国で学校建設や子供たちの支援に関わっている人たちとたくさんお話しをしたいです。

    私は映画に希望を持っています!「作られたもの」ですが、ドキュメンタリーにはできないこともあります。
    物語として、映画として、最貧国の現状とそれを助ける人々の姿を描くのが夢です!

    映画は独りではできません、物語を一緒に作って行ける仲間を探しています。

    今回、「やさしさ」をいただいたジースプレッドさんのホームページを是非

    最後に、コンセプトムービー。
    若尾さんが私と同世代だからなのか、ベッド・ミドラーの主演映画で彼女の名曲「The Rose」が使われます。
    私も大好きな映画で曲です、愛にあふれています。

  • 「2015年を振り返って」 スティーブ・ジョブズの言葉

    「2015年を振り返って」 スティーブ・ジョブズの言葉

    試練の一年

    2015年、今年一年で言えることは試練の一年でした。
    一年と言う表現は間違っているかもしれません。
    この10年間のいろんなツケがこの一年間に集約されたようでした。

    その中で改めて自分の中に残った言葉が
    「毎日、これが人生最後の日と思って生きてみなさい。そうすればいつかそれが正しいとわかる日がくるだろう。」と言う内容を本で読んだスティーブ・ジョブズが

    「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいことだろうか?」
    それに対する答えが“NO”の日が何日も続くと、何かを変える必要があるなと気が付くわけです。

    と言っていた事でした。
    これは自分には衝撃的でした、50年近く生きてきて、こんな覚悟を持って生きていなかった自分・・・

    10年間の紆余曲折

    10年前にベンチャー企業で、10人弱の直属の部下と会社全体の事業を任される事業部長との兼務で仕事をしていました。
    その会社が突然、オーナー(ファウンダー)の意向で売却されてしまったのです。
    そこでその会社を辞めて、知り合いの会社社長と起業をする準備を始めました。
    準備段階として、とりあえず知り合いの社長の会社に入社しました。
    10年前の時点で、既に5年以上の付き合いもあり、数年前にその社長さんの会社が潰れかかっている時に顧客を紹介して、復活のキッカケとするなど、良好な関係でした。

    しかし、その会社に入ってみると、2億円の負債、紹介した大手企業の孫請け(紹介した時は、もちろん直契約でした)になっていると言う始末。
    その後、その会社を再び再起させるために、孫請けから直請けにして・・・と様々な努力をしました。
    それでも、この会社では2つの社会人人生初の体験をしました。

    ・給与の引き下げ
    ・クビの宣告

    です、それまでキャリアパスをステップアップしてきた自分としては、驚きでした。
    当時の会社を傾けた原因となったのが、とある役員の奔放な行動でした、20人弱の売上2億位の会社でその役員独りで、社用車3台(その他に社長もベンツを社用車として乗り回してました)を持ち、意味のない旅行の領収書、なんでも有りでした。
    その問題の役員と一緒に1年間仕事をしましたが、毎回、客先への待ち合わせに30分から1時間以上遅れてくる、一度約束したことを反故にする、などなど、様々な問題を起こしました。
    それに対して、社長にクレームを言ったところ、上記の2つを言われました。

    クビは免れましたが、その時、自己防衛のために自分で会社を作りました。
    この会社は社員がいる訳ではありませんが、独りで映画の勉強をして映画のプロデュースを始めました。

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    さて、話を戻すと、「クビを免れた」会社で5年前にこれでは行けないと、小さな反乱を起こしました。
    その当時の社内の心あるメンバーと別会社を作ったのです。
    もちろん、その資金をどうするか?等々課題は有りましたが、私の過去の経験や人脈を使って資金の捻出してどうにか、会社設立まで持って行きました。
    ただ、一点、今から考えると失敗だったのは、自分で代表にならずに人に任せてしまったことでした。

    それから2年後、所属していた会社は傾いて、私と開発メンバー数名で新しい会社の方に完全に移籍しました。
    元の会社は既にバラバラになって、当時の社長と私の人間関係もそれで終わりました、その社長は銀行から借金が有るので、直ぐに会社を潰すことも自己破産することも出来ないのでしょう、会社名だけは残っているようです。

    3年前心機一転、事務所を借りて会社を再スタート、以前の顧客を引き継いでいたので、自己資金もあるし顧客も有る状態からの絶好のスタートを切れました。
    それから3年目の今年・・・
    会社の売上は伸びず(横這い)、社員も入っては辞めて・・・と言う状況で、私の立場が少しずつなくなっていき、代表との対立・・・その後のことはここでは、この位にしておきます。

    むしろ自分に合わないビジネスを、自分と合わない人たちとやり始めてしまった事で、成果も出ずに、更には自分を追い詰めていく結果となりました。
    5年前には「一緒に起業した仲間」でしたが、何故かこの数年間は「単なる部下の一人」と言う立場になっていて、目指しているものが自分と会社との間に乖離が有ったのでしょう。

    「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいことだろうか?」

    ジョブズ氏スピーチ全訳、米スタンフォード大卒業式(2005年6月)にて(日本経済新聞より)

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    スティーブ・ジョブズの人生を(伝記で間接的に)知ってる人も多いとも思うけど、普通の経営者の真逆を行く人物。
    成功には正解はない、と言うことかもしれない。

    でも、これは堀江貴文さん(ホリエモン)も言ってることだけど、過去・未来に縛られるのではなく「今」を見つめる必要があるということ。

    本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方 (SB新書) — Amazonで見る

    「今」最善を尽くすことは何か?
    それを考えて行動を取ることが大切に思う。

    スティーブ・ジョブズは、このスタンフォード大学での名スピーチを残して、数年後に亡くなっている。Steve Jobs 1955-2011
    56歳と言う若さである。

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    2016年を控えて

    おそらくこれだけソーシャル・ネットワークが普及してきた時代、ただ商売をして物を売り買いしているだけでは生き残ることは難しいのかもしれない。
    なにか、感動を与えられるもの、それは何か・・・来年、少しずつそれを実行していければと思っている。

    改めて、自分の座右の銘「一期一会」を大切にしながら・・・
    「感動」をできる「Can do」一年にしていきたいと思う、そのためには捨てるものを捨てる・・・

    海外で共感の嵐!今すぐやらないと後悔する「21のコト」

    捨てることも大切。今年はそれを知った年でした。
    皆さん、本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

  • 「スクラム組もうぜ!」ラグビーワールドカップ日本大金星!

    「スクラム組もうぜ!」ラグビーワールドカップ日本大金星!

    思わずガッツポーズをした瞬間!

    もうあれから2ヶ月が経つのか、と思うと今年の大きなトピックスはこのシーンだと思う。
    2015年にイングランド(実際は英国)で行われたラグビーワールドカップでの「日本VS南アフリカ」の試合。
    歴史的な大金星の瞬間がこれ。

     

    私の好きなスポーツは、一番はサッカー。
    50歳の僕が40年以上前にサッカークラブに入ってサッカーをやっていたのだから、かなりブームの先取りしていると思う(汗)
    二番目に好きなスポーツはアメリカン・フットボールのNFL。
    サッカーもアメフトの話も、いずれここで書く機会が有ると思うけど、今回はラクビー。
    実は、ラグビーのルールをあまり知らない。

    そんな僕がラグビーのワールドカップは第1回目から見ている。
    まぁ~第1回目を見たのは偶然半分、興味半分と言った感じで、見始めたら面白過ぎて、ワールドカップ”だけ”見るようになった。
    正直、一時期のラグビー・ブームの頃も、多少大学ラグビーを見るくらいで、社会人は新日鉄釜石と神戸製鋼くらいしか知らななかった。
    で、興味半分のところは、高校の授業でラグビーをやった経験から。
    普通、授業でラグビーはやらんでしょ(笑)

    サッカーはワールドワイドなスポーツだけど、ラグビーは実は英国圏とフランスくらいの国しかやってないスポーツ、いやマジで。
    英国3協会(イギリは3つの地域に分かれる、サッカーは4つに分ける)のイングランド、スコットランド、ウェールズ、そしてアイルランド。
    あとヨーロッパのフランス。
    英国圏の南半球の国(元植民地とも言える)のオーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ。
    この計8カ国がとにかく強かった。
    ここに最初に絡んできたのが、南半球のフィジー、サモアと言ったオセアニアの英連邦系。
    あとはカナダ・・・これもイギリスが宗主国(英連邦王国のひとつ)。
    で、この英連邦系を唯一、打ち破ってるのがアルゼンチン!
    実は、何故、アルゼンチンが強いのかはよく知らない(汗)

    そんなことで、日本は世界から見ると、数少ないラグビーをやっている端っこの国。
    かつては、ニュージーランドに記録的な大差で負けている。

    17-145と、1試合最多失点の大会記録となる大敗を喫し、「ブルームフォンテーンの悪夢」と呼ばれている。

    日本代表は、今大会史上最強と言われてのぞんだ大会。
    でも大会前の国際親善試合では、あまり良い成績とは言えず、目標のベスト8も夢に近い目標だったと思う。
    それにしても、日本代表なのに、なんで日本人以外の人がこんなに多いんだろう?と、サッカー日本代表、侍ジャパン(野球)を見ている人は感じると思う。
    正式なルールは判らないけど、ラグビーはリーグの代表と言う意味合いが強いらしい。
    元々、サッカーよりも歴史が古いラグビーのワールドカップの歴史が浅い。
    ここにも大きな理由が有り、元々、ラグビーはアマチュアのスポーツとされてきた。
    サッカーが庶民のスポーツで、ある時期からプロ化されてお金を稼ぐ手段取れさたのに対して、ラグビーは紳士のスポーツとして、大学を中心としたアマチュアリズムのスポーツから発展してきた。
    そこで、商業的なワールドカップは1987年まで開かれなかったらしい。
    サッカーに遅れること半世紀とな。
    そんな訳で、日本代表にも、ニュージーランドやトンガ出身の選手も多数いる。
    逆に言うと、世界最強(今大会の優勝で史上最多の3回)のニュージーランドも、トンガやフィジー出身の選手もいたりする。

    トップ8+アルゼンチンを中心として展開されるワールドカップは、もちろんベスト8からが面白くなる。
    逆に言うと、上位を狙うチームは、ベスト8以降にコンディションのピークを持ってくる。
    そのせいで予選プールで足元をすくわれて敗退したりする訳だけど。
    基本、ラグビーは非常に番狂わせの少ないスポーツ、その理由を説明するのは難しいところだけど、サッカーのように守りに守って、1点差で逃げ勝つ、ということが出来ない。
    野球のようにピッチャーの調子への依存度が高いスポーツでもない。

    ワールドカップに優勝したことがあるチームは4つしかない。
    ニュージーランド(3回)、オーストラリアと南アフリカ(2回)、イングランドで、フランスは2位が3回あるが優勝経験がない。
    日本はアジア予選で、韓国や香港と試合をすると50点差くらいつけて勝てる。
    でも、ワールドカップに行くと、トップ4のチームには50点差以上をつけられて負けることも珍しくない。
    ラグビーではそれくらい力の差がある。

    南アフリカ戦が始まり、シーソーゲームが続くものの最後は南アフリカが日本を振りきって勝つと思ってしまう自分がテレビの前にいた。
    そして、この瞬間を迎える!

    201512060239

    思わずガッツポーズ!
    いやいや有り得ないでしょう!(笑)
    奇跡を見た瞬間だと思いましたよ。本当にもう、それぐらいの鳥肌モノでした。
    ラグビーは他のスポーツと違って、ヘッドコーチの指示が出来ないスポーツで、選手たちが自分たちで判断してプレーを選ぶ、最後のスクラムもキャプテンと選手たちのあうんの呼吸の中での判断です。
    長々と書いてきましたが、どんだけの大金星かを説明するために書いてきました~

    さて、日本は目標のベスト8は達成できず、残念!
    これも理由が有って、トップ8のシード国は、試合日程が調整されている、日本は南アフリカ戦の後、中3日でのスコットランド戦と言う過密スケジュール。
    南アフリカは次のサモア戦まで中7日有ったことを考えると、いかに厳しい日程かが判る。
    これは世界ランキングで決められることなのでしょうがない、日本が次のステップに行くためには、この4年間、世界のトップ8に居続ける必要があるということ。

    ラグビー・ワールドカップ2015 日本代表の軌跡 ~歴史を変えたJAPAN WAY~ Blu-ray — Amazonで見る

    この大会で、五郎丸選手がベスト15に選ばれる活躍、4試合見て納得の評価だと思う。
    キックでの得点力もそうだけど、守備力が凄かったと思う。
    しっかり有名になったのが、こちらのルーティーン。

    でも、このルーティーンは、元々は2003年の第5回ワールドカップで優勝したイングランドのスター選手ジョニー・ウィルキンソンに似ている。
    五郎丸選手もリスペクトしているから、マネという訳ではないと思うけど。
    キッカーにルーティーンは大切。

    五郎丸日記 — Amazonで見る

    ウィルキンソンと言えばドロップゴール、しかし今大会のスーパースターのニュージーランドのダン(ダニエル)・カーターの決勝のドロップゴールが凄かった。

    左がダン・カーター(中央リッチー・マコウ主将)

    ウィルキンソンのドロップゴールも凄かったけど、決勝のあのプレッシャーとあの距離から決めたのは、やはりダン・カーターはスーパースターだと思った。
    前大会では、地元ながら早々に怪我をして大会を去ってしまった(それでも優勝したけど)。
    今回は、ダン・カーターを見れただけでも価値が有ったと思える位の大会だった。
    あっ、日本戦から話が逸れてしまいました。

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    ラグビーは見るだけでも力が入って、トライの瞬間に感動できるスポーツですね。
    もちろんサッカーも、アメフトも、ですけどね。
    イギリスでは、サッカーもラグビーも高人気。
    2つのスポーツのスーパースターの競演、adidasのCMですけどね。

  • 子どもを救うわけ I want to Save the Children of the World

    子どもを救うわけ I want to Save the Children of the World

    Most Shocking Second a Day Video

    2014年3月にYoutubeに公開されて話題になった映像。
    既に見た人も多いと思いますが、改めてここで紹介します。

     

    なぜ、今更・・・

    そう、セーブ・ザ・チルドレンの宣伝であり、寄付を求めるCMとも言える。
    この手のCMを嫌う人たちもいるのも知っているけど、僕はこういう取り組みは必要だと思っているる。

    世界の半分が飢えるのはなぜ?―ジグレール教授がわが子に語る飢餓の真実 — Amazonで見る

    この映像は、誕生日を迎えた女の子が、何らかの戦争(内戦)に巻き込まれていき、最後は避難所で次の誕生日を迎えると言うもの。
    幸せな日々を過ごしている映像の後ろでテレビが、戦争へと向かうニュースを流している。
    子供たちの悲劇を大げさに喧伝している、とも言えるのかも。

    CMだから大げさなのは当たり前・・・作り物だから。
    でも、実際に世界のどこかで起きている事、そう思って欲しい。

    この映像では戦争に巻き込まれる子供を描いているが、最貧国では教育の受けることすらできない子供が沢山いる。
    最貧国に学校を作る取り組みも、子供に教育を受けさせるために必要な施策の一つでもある。

    実は、
    学校を作れば子供が学校に通える訳ではない。
    その地域のインフラの充実も重要な要素でもある。
    例えば、
    アフリカのとある村の側には水を補給する場所がないから、子供たちに片道1時間以上も歩かせて水を取りに向かわせる。
    親は貧しいため働かないといけないから、自然と水を取りに行くのは子供の役割。
    そこで、井戸を掘ったり、水道を通したりして、村に水を手に入れる手段を用意することで、子供が水汲みと言う労働から開放され、勉強する時間が確保できるようになる。

    最貧国では、親が子供を労働力として使おうとする。
    もちろん教育に時間をさく訳にはいかないと考える。
    それは、親が教育を受けたことがないから、子供が教育を受けることによって、負のスパイラルから抜け出せると言う発想がないから。

    当たり前のことだけど、僕の住んでいる日本とアジア・アフリカの最貧国では物価が違う。
    日本でも子供の貧困が言われている、
    日本の場合は、最貧国の子供たちより恵まれていながら、その物価の高さから負のスパイラルから抜け出せなくなる。
    話はそれたけど、最貧国では1日150円有れば生活が出来ると言われている。

    直接的に、食事を与えると言う取り組みも、学校を作る取り組みも、そしてインフラを整備することによる取り組みも、それぞれが子供の教育の向上へ繋がっていく。
    教育を受けた子供たちが大きくなった時に、負のスパイラルから抜け出せるキッカケになって行く。

    今回取り上げた映像が一つのキッカケになって、子供たちへの支援の重要性を考える人が、日本のような先進国に増えて欲しいと願う。
    実は、NGO、NPOとして、寄付で子供を救う取り込みをしている組織は沢山ある。
    もちろんどこの組織が良くて、どこが悪いか?と言うのは、自分で判断してくれれば良いと思う。
    こう言った組織・団体によっては、会計の透明化を徹底しているところもあるし、逆に不透明な組織もある。
    どんな取り組みに、どれだけお金を使って、職員たちにはどれだけ経費がかかったかをオープンにしている組織もある。
    やはり、自分の寄付したお金が使われる以上、できるだけ多くのお金が子供たちのために使われる事を願いたい。

    実際のところ
    東京新聞:子ども貧困基金、寄付低調 首相呼び掛けも大口なし:話題のニュース(TOKYO Web) 
    と言う実情もある。

    日本人は、寄付と言うものを余りしない。
    海外では、お金儲けをした人は基金などを作って寄付をすることを積極的にやる。
    裏返しのことを書くと「日本は金儲けは悪」と言うイメージが有り、お金を持っていることを隠したがる。
    寄付をする=お金を持っている、と思われる、そういう心理から寄付に対して意識が低いのかもしれない。

    寄付も一つの手段

    ユニセフ UNICEF

    セーブ・ザ・チルドレン Save the Children Japan

    日本赤十字社

    World Food Programme

    国際UNHCR協会

    ワールド・ビジョン・ジャパン

    などなど、自分で調べてみると色々と有ると思います。興味が有れば是非!

    正解はないけど

    BVLGARI と Save the Children の一つの取り組みの形